約 1,319,070 件
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/874.html
スタンド色々いるけれど 私の世界(ザ・ワールド)は一体だけ 私の世界(ザ・ワールド)を見たときは 残りの命を噛み締めろ!! ゲロを吐く奴が居る そんなに怯えてはいけないぜ 肉の芽額に埋め込めば ともだち!!! ジョースター倒せば 世界はひとつ 世界にはばたけDIOの 世界(ザ・ワールド)!! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! WRYYYYY!!! DIOの世界(ザ・ワールド)は世界一 DIOを体で感じよう 肉の芽粗末にする奴は 世界(ザ・ワールド)にやられて死んじまえ! ヴァニラを倒したポルナレフは 忠誠心をなくしている その階段を二段おりろ 二段おりろ ジョセフを絞れ これが しぼりカス 命の水だ ジョセフの血 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! WRYYYYY!!! みんなで始末 ジョースターご一行 忠誠を誓えば救われる 承太郎に負けない私の世界(ザ・ワールド) 実に!なじむぞジョセフの血!! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! WRYYYYY!!! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! 無駄!無駄!無駄! WRYYYYY!!! 原曲【SEX MACHINEGUNS「みかんのうた」】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm2014207】
https://w.atwiki.jp/7thjojo/pages/96.html
【<<カイロ】:DIOの館:【カイロ市内>>】 イベント 敵データ 隠し要素 コメント イベント DIOの館以降 DIOの館に突入した時点でのメンバー毎の友好度によって、その後のルート・EDが分岐する。 合計値30未満の場合は通常エンドルート 合計値30以上の場合は最も友好度が高いキャラのルート に進む。 最も高い友好度が同値の場合は、 イギー>ポルナレフ>アヴドゥル>ジョセフ>花京院>承太郎 という順番で優先順位が高いキャラのルートへ。 ルート分岐 ダービー弟に引きずり込まれる承太郎を引っ張り上げるか否かで選択肢。 「はい」ならダービー戦ルート、「いいえ」ならヴァニラ戦ルートに進む。 アヴドゥルかイギーのルートの場合、選択無しで強制的にヴァニラ戦へ。 ダービー・ザ・プレイヤー 条件:ダービー戦ルートを選択 ダービーとF-MEGAで対戦することになる。 負けてもゲームオーバーにはならず、直接戦闘に。勝てば戦闘はスキップされる。 ダービーの腕前は達人級。F-MEGAで勝利を収めるのは本作屈指の最高難度だ。 一方で直接戦闘となると、それなりに強いがこちらは4人PTでタコ殴りにできる。難易度は低い。 亜空の瘴気 ヴァニラ・アイス 条件:ヴァニラ戦ルートを選択 主人公とポルナレフの二人で戦闘。 アヴドゥルかイギーのルートの場合、イベントの展開が変わるが、戦闘自体は変化しない。 逃走可能。逃げた場合、原作と同様の展開に。 優しいスタンド 条件:ヴァニラ・アイスを戦闘で撃破、回復能力を持つスタンドでイギールートではないこと 主人公が回復能力を使えるスタンドの場合、イギーの蘇生を試みるが・・・。 敵データ 名称 HP 経験値 お金 ドロップアイテム 備考 BOSSテレンス・T・ダービー(スタンド:アトゥム神) 2000 2000 3000 ファントムブラッド ダービーとのF-MEGA戦で負けると直接対決になる。戦闘開始から『読心』状態になり、こちらの命中率を著しく低下させられる。ただしダービーが行動不能になると一時的に解除される。また、死角から出血多量と吹っ飛び状態にする強力な攻撃を繰り出す。それなりに状態異常は通用する。「束縛」「警戒」「吹っ飛び」等HPが高いと挑発し、低くなると回復薬を使う。普通に攻撃してもまず命中しないので承太郎は流星鉄拳、ジョセフは策士の業、花京院は結界で攻撃しよう。 BOSSヴァニラ・アイス(スタンド:クリーム) 2000 2500 3000 山吹色の秘薬 この戦闘は逃げてもイベントは進むので、逃げてしまうのも手。異次元空間に潜っている間は攻撃しても無効。「空間ごと削り取る」は即死効果あり(必中ではない)。暗黒空間に潜っている状態でも攻撃してくる。原作通りプッツン状態にする事が可能。スタンドや劇薬で動きを止めている間にどうにかしよう。毎ターンHPが20ずつだが自動回復しており、異常に打たれ強い。波紋は物凄くよく効く。紫外線照射装置も下手な技より効果的。 隠し要素 + ... キングクリムゾンポイント: ダービー登場~選択肢 ダービー戦ルートとヴァニラ戦ルートを選択可能。 セーブ ダービー戦ルート ~F-MEGA開始 敗北した場合~戦闘開始 戦闘後~DIOの間 ヴァニラ戦ルート ヴァニラ登場~幻覚解除~壁の落書き~床下から! セーブ 亜空間イベント~戦闘開始 戦闘後~DIO登場 セーブ DIOの寝室~脱出(ルートは友好度により自動選択) 上院議員 セーブ カーチェイス(上院議員ルートごとスキップ) 法王の結界 セーブ ジョセフの波紋 →最終戦へ コメント 古いコメントは過去ログに格納されます。 ヴァニラに稲妻空烈刃で300ぐらい出たぞそんなドーピングしてないのに - 名無しさん (2021-09-18 23 50 18) ↑ヴァニラはDIOに血を与えられたことで吸血鬼になったから波紋技がよく効きます。 - 名無しさん (2021-09-19 06 24 08) それは知ってるけど出過ぎだろと - 名無しさん (2021-09-25 16 55 37) そういう個人の感想はチラシの裏か自分のSNSでやれ - 名無しさん (2021-09-25 17 32 38) 邪悪度カンストのMr.Bigでダービー弟戦、ゲームせず「早撃ち」でダービーの腕を撃ち承太郎を治療。邪悪度が高いとスタンドごとに違う方法で不意打ちをするみたいだな。 - 名無しさん (2021-12-24 23 11 58) ダービー弟は呼吸困難もよく通る感じ - 竜巻群 (2022-05-21 10 20 50) ダービー弟者のレースで必ずターボした少しあとに動かなくなるから勝手にオワタだと思ってる。ちなみに一回関係ないデータ作って主人公の部屋のヒント見てやっても無理だったから死ぬしかない。 - 名無しさん (2022-09-05 19 21 32) ↑主人公があまり役に立てなかったって言ったことに対して一番申し訳なく感じた。 - 名無しさん (2022-09-05 19 25 07) オーシャンブルーで波紋ランチャー2回、合計600~700くらいのダメージで、次ポルナレフとの合体技で970ダメ。それで倒せたのだけれどヴァニラ・アイスってHP2000じゃなかったっけ……? - 名無しさん (2023-02-05 20 00 25) DIOの棺桶あけるときに少年ポコの明日って今さがでてきたw - 名無しさん (2023-03-23 21 36 32) 邪悪度+の方向でもカーディガンズで腕切除あったけどなぁ - 名無しさん (2023-06-26 16 48 55) 邪神に寄付してきたのにヴァニラ戦で合体技が使えました - 名無しさん (2023-07-24 19 14 08) ヴァニラ登場シーンで、DIOがポルナレフとアヴドゥルのことを「ええとなんだっけ」というシーンがありました。これはカオスモードだからでしょうか?それとも、もとよりのセリフですかね?💦 - 名無しさん (2023-11-09 19 23 23) ↑もとよりの原作にあるセリフだよ。アニメじゃ省かれてたけどね - 名無しさん (2023-11-09 21 45 43) そうなんですか!無知ですいません - 名無しさん (2023-11-12 15 22 39) カーペンターズでテレンスと戦うルートに行くと、ゲームなしに直接戦闘になります - 名無しさん (2024-02-19 21 18 55) ↑既出だったらすいません - 名無しさん (2024-02-19 21 36 40) ブルー・オーシャン男主・邪悪度低いLv40がDIOの寝室で「(今更だけどなんで館を破壊しないんだろう)」とか身も蓋もないこと言い出して笑った 直後に「(むしろこれが浅はかか)」とも言ってたけど - 名無しさん (2024-06-09 15 52 33) ダービーとの1対1てキンクリ外す必要があるのか - 名無しさん (2024-08-28 21 09 39) Mr.BIGだけダービーとの1対1が見れない、他3種は見れてるのに、ダウンロード版です - 名無しさん (2024-08-29 22 46 15) 名前
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/755.html
「フッハッハッハッハッハッハ! ザ・ワールド! 時よ止まれ!」 「そして時は動き出す・・・・」 むかしむかしあるところに エジプトカイロのお屋敷の 闇の中君臨するは 赤き瞳の吸血鬼 スタンド使いを探すため 今宵 闇に踊りましょう 赤く麗しき血に飢えて ついでに美女も狙っとく ジョースターたちに知られたら スタンド使いを派遣します 普段は屋敷の棺桶で 眠って過ごします 「次は貴様だ」 闇のDIO 優雅に立つ ジョースターの血を求め 配下のスタンド使いたちは 嗚呼、全然役に立ってくれない 赤き瞳が気にするは エジプト数屈の占い師 スタンド使いという噂 今宵お目にかかりましょうか 月を見上げるその御姿 まさしくブ男と呼ぶべき 一応配下に誘っとく 君の能力を見せてくれ 窓からガシャンと逃げられて 今日は諦めて帰ります 路地に見つけた張り紙には 『変質者に注意』 「きさま!見ているな!」 闇のDIO 虚ろな顔 狂おしいカリスマを出す とても美しく強いのに 嗚呼、センスなくてあまり意味ない 今夜こそはと立ち上がる 普通の銃火器不必要 時止めスタンドお任せあれ 吸血鬼をなめるんじゃあない 喉にナイフが刺さったまま 横たわる君も美しい これが我が逃走経路だ さあジョースターの血をおくれ 時止め入門された時 戦慄が我が身を襲う あれはいつのことだったかな 時止め出来たのは 「おめーは俺を怒らせた・・・・」 闇のDIO ド派手に散る 驚愕を目に宿して 問答無用で蹴り受けて 嗚呼、復活できずに倒れされる むかしむかしあるところに イギリスウインドナイツのお屋敷の 闇の中君臨してた 赤い瞳の吸血鬼 棺の中で100年間 ご飯も食べれず眠ってる 赤い瞳の闇のDIOは なんと独り寂しく海底 ついに棺が見つけられて とうとう海底から上がる 乾いた唇が紡ぐは 歓喜に震える声 「WRYYYYYYYYYYYYYYYY!」 闇のDIO 静かに立つ 儚く白い色香 残る棺はもぬけの殻 嗚呼、ようやく外に出られたよ 原曲【鏡音リンオリジナル「悪ノ娘」(sm2916956)】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm3424998】
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/622.html
荒れ果てた地に 独りの青年が居た 正確にはもう独り 青年の右手には 紅い茨 その茨が示す肖像もまた紅く 銀髪の従者、ヴァニラは小さく頷いた 飼い主たる青年 『DIO』に語りかけるかのように… 豪奢な廃墟に隠れて 生き血を啜り回復 輝ける名誉も権力(ちから)も 今ではもう俺の所有物(もの) 仮面とは 人間(ひと)の精神(こころ)を抉り取る刃物(ナイフ) 君は果たして…何を得…何を失ったのか… ジョジョから肉体(ボディ)を奪い 斯して時代は廻る 沈み逝く船(ひつぎ)の向こうに 何色の海を見る そして百年間 海底の奥深く 静かに眠り往く 目覚めるその時まで… 空虚な館に転がり 光を閉ざして暮らす 帰る場所も待ってる人も このDIOには存在しない 僕の子孫とは 君を滅ぼす刃物(ナイフ) 君は果たして…何を見…何を悟ったのか… ジョジョの血筋を滅せよ 斯して世界は廻る 泥を見た彼の狂気は 何色の夜なのか 運命を捩じ伏せ 従える心算でも 天国を掴もうと伸ばした その腕では 短すぎた… 閉ざされた 青年の才能が 開かれし瞬間 世界は 幻想し得る 最悪の狂夢(ゆめ)を… 残酷な神を見る… 「DIOの世界…」 『死』とは… 精神に先行して まず肉体に依存する 感覚から朽ち果てるものらしい なればこそ 人間は散々忌避し 逃避を企てながらも 招かれざる死の冷たい接吻に 耐え得るのだろうか… 絶え間ない嫌悪感が憎悪となり 憎しみ続けるという悪夢 それは… 生きながらにして精神を壊されていくという苦痛 硝子球のように透き通った 永遠の合わせ鏡 俺はジョジョの瞳の中に 唯 『世界』を見ていた… 百聞は一見に如かず 千聞とてまた然り 罵声…侮蔑…的外れな暴力… 抵抗しても無駄で 大事な母親の 大事な物 殺すと誓った あの憎悪 あの地獄で 何人が罪を犯さずに生きられるというのか… 「DIOの世界…」 閉ざされた 青年の才能が 開かれし瞬間 世界は 幻想し得る 最悪の狂夢を… 残酷な神を見る… 鮮血色(ブラッド)に煌く瞳が 鮮やかな美しきものと 堕ちてゆく狂夢の 血を啜りながら… 残酷な神になる… 地に蔓延りし我ら罪人の群れ 願わくば… 君が 『DIOの世界』に… 囚われないことを… 原曲【sound horizon「澪音の世界」】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm894772】
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/706.html
「無駄、無駄、無駄ァ~。このDIOは、 すべての超人を超えたのだ!!」 コピー:究極の破壊兵器 出身地:ダムドの研究所 国籍:不詳 年代:不詳 身長:不定 体重:不定 年齢:不詳 誕生日:不明 血液型:液体金属 職業:究極生物 格闘技:不明 趣味:破壊と殺戮 好きな物:破壊、絶滅、断末魔 嫌いな物:平和 知能指数:究極 宝物:おでこのアレ ADK製のNEOGEOゲーム『ワールドヒーローズパーフェクト(WHP)』のラスボス。「ねお・でぃお」と読む。全裸の姿が特徴。 そして、どこからどー見ても荒木飛呂彦作品の影響を露骨かつ多大に受けているキャラでもある。 外見は『バオー来訪者』のバオー、名前・口調・台詞は『ジョジョの奇妙な冒険』のDIO、「究極生物」の肩書きはカーズが元ネタであろう*1。 『NEOGEO BATTLE COLISEUM』(NBC)にもボスキャラの一人として参戦しており、 こちらではジョジョ第二部のサンタナの技と同名の技が追加されている。詳しくは後述。 厳密に言えば初出は『ワールドヒーローズ2』のラスボスとしてで、この時の名は「ディオ(DIO)」で、 普通にカタカナでの表記がメインであった。 + WH2 ディオ 公式プロフィール&ストーリー プロフィール 年齢:不祥 国籍:不祥 職業:生体金属戦士 身長:203cm 体重:237kg 年代:不祥 世界制服を狙う「悪の秘密組織ダムド」によって「究極の戦闘能力」を目指し開発された規格外の戦士。 ギガスの変身能力を削除し、自己意識を持たせるなど純粋に戦闘力を持たせた結果、制御不能となり廃棄処分となる。 が、彼は処分される前に「秘密結社ダムド」を崩壊させ脱出に成功。脱走時のダメージを回復したとき、 「ワールドヒーローズ2」の開催を知った彼は、自分の本能である「史上最強の男を倒す」ことに目覚め行動を開始するのだった。 「クックック…早く来い…史上最強の男よ…」 ストーリー 「ふん、このゴミが…」 すでに肉の塊と化した屈強の男を前に、ディオは冷ややかな笑みを浮かべ佇んでいる。 彼が「ダムド」の研究所を出奔してからまだそう時間は経ってはおらぬ。が、殺した人間の数は100人は下らないであろう。 「クックックッ、クズどもが…。俺と対等に闘えるやつなどいるはずがなかろう」 口ではそういいながらも、そして彼自身意識はしていなかったが、超戦士ディオは、絶えずライバルの出現を願っていた。 その証拠に、闘いを挑んでくる戦士を前に「こいつこそは、俺を倒せるのか」という期待を抱いてしまうのだ。 しかしその期待はいつも裏切られ、今や彼の周りには無数の骸が転がっている。 彼は知っているのかもしれない。自分がいてはならない存在であるということを…。 (以上、「月刊ゲーメスト増刊ワールドヒーローズ2」より。不「祥」とかはゲーメストだから仕方ない) ギガスと同系統の技術の産物なので体を変形させる機能は持っていて手足を刃物に変えたりはするが、 特定の誰かに変身するという能力は持たない。 『WH2』時の設定ではダムドの所有物であったヨーロッパのとある古城に潜伏し、 地下にある研究設備で自らの体を調整して闘いに備えているという。 ゲーム中の主人公により撃破された(正史ではブロッケンとされている模様)。 しかしその後、初代『WH』のボス兼弟分の旧型液体金属兵器ネオギガス (初代『WH』では単に「ギガス」だったが、『WH2』時にはパワーアップしネオギガスとなっている)を吸収、前以上の強さで復活し、 名前もNEO-DIOと改め、『WHP』でラスボスに返り咲いた。 なおDIOとは D irection of I dentity and O peration-system の略である。 『WHP』では、『WH2JET』のラスボスであるゼウスとプレイヤーとの戦いが2ラウンド目に入る時、突然画面が光に包まれ、 一瞬の後に再び辺りが見えるようになるとNEO-DIOが既にゼウスを倒しているという衝撃的な形で登場する。 まるで某首領と某鬼のようである。 …ちなみに、実を言えばプレイヤーにとってはNEO-DIOよりもゼウスの方がキャラ性能的に数段上の難敵なため、 結果的には助けて貰った形と言っても過言ではなかったりする。 『WH2』『WHP』共に高い攻撃力と機動力、強力な判定によってボスらしい性能を誇っている。 が、なんと『WHP』ではボス性能であるにも拘らず、隠しコマンドによりアーケードでも使用可能。 コマンド自体は結構後になってから公開されたものの、稼働後まもなく使えることが判明してしまったため、 ゲームバランスを崩す要因となる。 対戦では使わない事が暗黙の了解になっていたが自重しないプレイヤーもいたため、 結果として『WHP』の稼働期間を縮める結果になってしまった。 なお、ラスボスらしい性能は持っているものの、実は前述のようにゼウスの方が有り得ない性能だったりする。 『WH2』では一部のキャラを除いてまともにやっても勝ち目は薄く、通常投げに対しては確実に投げ返ししようとしてくるのだが、 そこを突いた「カシカシ法」と呼ばれるテクニックが最も有効な攻略法とされた。 SFC版『WH2』をネオギガスやディオでクリアすると、エンディングのディオの言動がおかしくなる。 『WHP』のドラゴンEDでは映画への出演に誘われてノリノリで撮影に参加したり、 マッスルパワーEDでは「ビッグなアメリカ大陸がこのボディを産むんだぜぇ!」と聞くや否や、 アメリカへ向かって走り去るなど、かなりハイなお茶目さん。 その一方で、ネオギガスのように人間的な感情が芽生えつつあることに戸惑いを覚えているようだ。 人間ごときが…何故奴らは無駄だと解っている闘いに挑むのだ?しかも、自ら望んで……いや、それより解らないのは私の考えだ。何故強い奴と闘うときに胸が踊る?以前闘った者たちがより強くなったと知って、何故口元がゆるむ?人間どもに毒されたのか?そして何よりも、 なぜ究極生物たるこの私が悩むなどという感情を持つのだ! 「私は無敵だ…」「我こそ、地上最強なり…」 格闘スタイル:不明 身長:200cm(可変) 体重:100kg(可変) 出身地:WAREZ第7研究室 誕生日:2月23日 血液型:不明 好きなもの:究極生命体である自分 嫌いなもの:弱者 大切なもの:勝利 好きな食べ物:食べない 特技/得意スポーツ:全て(自称) 趣味:不明 CV: 成金屋清富 『NBC』ではグッドマンが率いる秘密結社「WAREZ」によって、ダムドのデータを元に独自の技術を加えた完成型生物兵器。 プロフィールを見て分かる通り『WHP』のNEO-DIOとは別人(人?)であり、WAREZに降ったダムドの生き残りの科学者に作られたと思われる。 『WHP』のNEO-DIOのエンディングと繋がっていると考えると面白い。 自らを「究極生物」と自負し、性格は冷徹かつ尊大で自分以外のものは認めようとしないが、オリジナルと同じように本心では強敵との出会いに飢えている。 『NBC』では『WHP』版の技に加えて飛び道具や拘束技が加えられている…が凶悪さは『WHP』版の方が上。 ボス専用技が他の二体に比べて微妙*2で、四体のボスの中で最弱との評判。このDIOがぁぁぁ! …まあ、初心者殺しのミズチや上級者ですら骨が折れる獅子王などと比べるのは酷だが。 なお、香港の漫画版『NBC』ではミズチがWAREZ最下層の戦闘生物で、NEO-DIOの方が遥かに格上という設定となっている。 設定的には地球意思の遺伝子から作り出された存在であるミズチの方が格上と思えそうなのに…ありえん(笑) ADKの『WHP』ではライフバーの下に各キャラの心情が文字として表示されるというシステムがあったが、 NEO-DIOは攻撃時に「無駄無駄無駄ァッ!」「貧弱貧弱ゥ!」やKO時に「このDIOがぁぁぁ!」と表示されたりしていた。 昔の格ゲーのフリーダムっぷりが懐かしくなるエピソードである。 さらに『NBC』版には特殊技に「露骨な肋骨」、必殺技に「憎き肉片」という、第二部の「柱の男」サンタナそのままな技が追加されている。 今のご時世それで大丈夫だったのかプレイモア。 もちろん(?)「無駄無駄無駄ァッ!」「UUURRRYYY!」等の奇声もバッチリ搭載。 勝利メッセージでも自重しておらず、 ナコルルには「自然など食い尽くすためだけの存在。食ったパンの数など忘れたわ!」、 自分自身に至っては「ふむ、貴様の血…… フハハハ! このDIO様になじむッ! 実に完璧になじんでいるゾオオッ!」とのたまったりしている。 自分の血でハイになるなよ… ……本当に大丈夫だったのかプレイモア。 ちなみに『NBC』では「来い、ムシケラ」「ナケェ!」「サケベ!」「クルシメェ」「ニガサンゾォ!」「ヒョォオゥー!」「クラェェウジムシメェ」と、とても汚い言葉を裏声で喋る。 3ゲージ超必殺技のアルティメットイリュージョンでは相棒のギガスを召喚し、抜群のコンビネーションで相手をフルボッコにする。 以下、『NBC』での登場時デモより。 「貧弱……貧弱貧弱!! あまりに貧弱ゥ! 生きる価値のないゴミ虫どもめ。 せめて我が糧となることに生きてきた意味を見いだすがいいッ! この究極の生命体……DIO様の血肉となる栄誉、与えてやろうッ!」 NBC版テーマBGM + 撃破後のED(ネタバレ注意) 「 バッ バカな! この私が……究極生命体であるこの私がアアアッ! 」 NEO-DIOの断末魔の叫びが、コロシアムの石壁に反響する。 地に伏しているNEO-DIOは、もはや究極生命体などではなかった。 己の敗北と、これから訪れる死を受け入れることのできない 哀れで不完全な存在にすぎない。 まるで……まるでただの人間のように。 「 このゴミが…… クズ……が…… 」 全ての細胞が崩壊をはじめていた。 己が単なる蛋白質の集合体となりつつある過程にあっても、 その言葉は途切れない。 「 虫けらが! カスが!! 下等生物がアア!! 」 全ての人間がその姿から目を背けても、 呪詛の叫びはまだ続いていた。 こうしてバトルコロシアムに幕が下ろされ、NEO-DIOは無へと還った。 だが、この世に邪な人間がいる限り、 第二第三のNEO-DIOがいつか必ず、再び現れることだろう。 何よりも……そう、WAREZは健在なのだから。 MUGENにおけるNEO-DIO 『WHP』ベースのキャラが3種類、『NBC』ベース(ボス専用技が使用可能)のキャラが2種類確認されている。 また、動画で見る機会はほとんど無いがNEO-DIOの前身である『WH2』のDIOもOMEGAPSYCHO氏、あだむすきー氏によるものが確認されている。 + OMEGAPSYCHO氏製作 DIO OMEGAPSYCHO氏製作 DIO NEO-DIOの技である「フリージングクロー」や、オリジナルの超必殺技「LightningCannonBall」が追加されている。 LightningCannonBallは3ゲージ消費で、球状になって上空に留まり、少ししてから急降下するというもの。 直撃で600ダメージと威力は高く、突進前にも攻撃判定があるが、無敵ではないため全画面や無敵技に注意。 なお、キャラ本体にreadmeが同梱されていないため、技コマンドはcmdファイルで確認する必要がある。 AIはデフォルトで搭載されており、ソニックフックまたはソニックアッパーで画面を往復しつつ、時々投げ技を狙ってくる。 暴れ中心の動きでガードは緩いが、一発の火力は高い。 + あだむすきー氏製作 DIO あだむすきー氏製作 DIO 初公開は2021年9月28日。 原作再現で、追加技は存在しない。 OMEGAPSYCHO氏のものと比べて火力が高く技が繋がりやすいため、簡単な連続技で体力をゴッソリと奪っていく。 特に近立ち強パンチと弱ソニックフックは発生が早い、威力も高い、ガードされても有利と非常に強力で、 「弱ソニックフック→近立ち強パンチ→前進しながら近立ち強パンチ→弱ソニックフック」で簡単に10割が達成できてしまう。 また、ゲージ消費無しで360ダメージを叩き出すコマンド投げのアトミッククローも強力。 AIは未搭載だが、戯けた暇人氏によるAIパッチが存在する。初公開は2022年5月13日。 ガードは二の次でとにかく攻めていく動きで、アトミッククローでダウンさせてイレイザークローで起き攻めをするという厄介な攻めも行う。 削り10割をするか否かのスイッチもあり、オンにするとガードの上から弱ソニックフック→近立ち強パンチの連発で削りをするようになる。 想定ランクは凶下位~凶上位。 + bad darkness氏製作 NEO-DIO(WHP版) bad darkness氏製作 NEO-DIO(WHP版) bad darkness氏のキャラは全てそうだが、DOS版の頃から存在しているキャラ。 氏のサイトは2010年11月のiswebライト終了により消滅してしまったが、パオパオ氏がMediaFireにて代理公開している。 体力ゲージ下の字幕やHEROゲージは再現されておらず、火力も若干控えめ。 「アルティメイトビースト」は1ゲージ消費技となっており、LIFE400以下で威力が上がり演出もMAX版準拠となる。 AIは未搭載だが、コケココ氏によるAIパッチが存在。 HP閉鎖に伴い公開終了となっていたが、現在はhamer氏によって代理公開されている。 AIレベルを6段階で設定可能で、最大レベルの6はノーゲージのコンボで体力の4~5割を奪い、 「アルティメイトビースト」を起き上がりや「フリージングクロー」で固まった所に当ててくるなど容赦のない攻めを繰り出すため、凶下位クラスの強さとなる。 + Hiram Yagami氏作 NEO-DIO(WHP版+アレンジ) Hiram Yagami氏作 NEO-DIO(WHP版+アレンジ) リンク切れにより長らく入手不可となっていたが、現在は再公開されている。 ちょっとカオスなワーヒーキャラに定評のある氏によるアレンジ仕様だが、 元々が不定形生物なので他のキャラと比べると違和感は小さい。ボイス的にも。 『NBC』版NEO-DIOの技である「憎き肉片」や、さらに全く関係無い面々の技が多数追加されている。 また、何故かテュホンレイジを放つ野生の少女っぽい究極生物(ただし巨乳)と、 ビームを放つ魔剣令嬢っぽい究極生物をストライカーに持つ。 中々面白いキャラに仕上がっており、AIもデフォルトで搭載されている。 ただし過去にリリースされた他人のキャラから無断で使用しているらしき画像があり、 そういう行為に厳しい目を向ける人もいることから動画に使用するのは注意がいるだろう。 + ですからー氏製作 NEO-DIO(WHP版) ですからー氏製作 NEO-DIO(WHP版) bad darkness氏のNEO-DIOをベースに、より原作の性能に近付けたもの。初公開は2021年10月22日。 こちらは字幕、HEROゲージ、MAX必殺技を再現しており、火力も改変元から上がっている。 ただし完全な再現ではなく、オリジナルのガードキャンセル攻撃と ガードキャンセル回り込みが追加されている。 AIはデフォルトで搭載されており、AIレベルを11段階で設定可能。 AIレベル10までは並~強クラス程度の強さ。 AIレベル11かつAI制限をオフにすると、立ち中キック→前方へのショートステップ→ジャンプ大キック×nの永久を積極的に狙ってくる。 こうなると凶下位クラスまでの相手であれば高確率で勝てるようになり、凶中位~凶上位にも永久さえ刺さればそのままハメ殺してしまうことも。 + Jin氏作 NEO-DIO(NBC版) Jin氏作 NEO-DIO(NBC版) 性能は『NBC』版だが、『WH』のボイスに差し替えたSNDが同梱されており、DEFファイルで好きな方を選択出来る。 AIパッチは別府氏製作とヅァギ氏製作の2種類が存在する。 主力コンボは以下のようなものがある。 近距離強P→露骨な肋骨→グランドセイバーor各種超必殺技mugenで可能になった特殊技からの連続技 各種立ち強攻撃→ACタクティカルステップ→近距離強P→露骨な肋骨→MAXアルティメットビースト遠距離強攻撃からも移行出来る3ゲージコンボ。おそらく最大ダメージ 這い寄る敗北→アルティメットイリュージョン回避不能連携。タイミングよく先行入力すれば安定する また、KOF BOSS FIGHTのうp主であるTightRiam氏によるBOSS仕様 AIパッチも存在し、 このパッチを適応すると性能も原作により近くなる。 こちらは現在foxy氏のOneDriveにて代理公開されている。 なお、BOSS FIGHT3で暴れたのは上記のヅァギ氏のAIであり、TightRiam氏のものとは全く違うものなので注意。 『NBC』最弱のBOSSとは思えない変則的な怒涛のラッシュが非常に強力で、 氏の他のボスキャラにも引けを取らない強さを持っている。 また、LIFEが少なくなると10割コンボを自重しなくなる。 + Capone氏製作 NEODIO(NBC版) Capone氏製作 NEODIO(NBC版) Jin氏のNEO-DIOをより原作性能に近付けた改変キャラ。 初出は2ちゃんねる「MUGENのキャラを改造しおうぜ」スレ part14で、現在は斧ロダで公開されている。 1~6Pカラーでボスモード、7~12Pカラーでノーマルモードに変更可能。 一般的には7~12Pカラーを上位 カラーとしている場合が多いが、このキャラに限っては性能的に見てもボスモードの方が圧倒的に強いので、 早合点して7~12Pカラーを選ぶとキャラ性能の弱体化となってしまうため注意。 主な理由は「擬似ヴァイタルソース自動回復」の存在にある。多少のダメージはモリモリ回復していくので、 ちまちま攻撃しても一向に埒があかない。一応、コンフィグでOFFにすることも出来る(デフォはON)。 壱鬼馬氏のAIが氏のHPで、yanagi氏のAIが氏のOnedriveで公開されている。 但しyanagi氏のAIはボスモードしか対応しておらず、AIレベルやAIスイッチは今の所無い。 + 某ストーリー動画では こちらでの彼は原作での尊大さなど微塵も感じられない気弱なキャラに仕上がっているが、戦闘時はいつものNEO-DIOとカオスなことになっている。 まあ、ストーリー動画だからしょうがない。 しかし某クロス動画参加時に、MSI作者のrobo氏によってそれらしいボイスに変化した。 「無駄無駄無駄ァー!!」 「キューキョクセーブツ!」 出場大会 + 一覧 シングル 俺フォルダ最強のボスは私だ!大会。 ラスボス・トーナメント【既出上等】 ( ^ω^)-ニコ動史上最低トーナメントVI- ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 真の最強ラスボスは誰だ!トーナメント 街中出逢って誰お前グランプリ オールスターゲージ増々トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント ネオジオバトルトーナメント 凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメント勝手に2Re 恋恋こいし4P前後シングルランセレ大会 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント マーシャル前後R狂最上位シングル大会 タッグ 製作者別タッグトーナメント 共通点のあるキャラ同士でタッグトーナメント ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 アンノーン主催FINALバトルロワイアル MUGEN FANTASY タッグトーナメント 真の最強ラスボスタッグはどれだ!トーナメント 無茶?無謀?mugenランセレ成長『タッグ』 強肉弱食 味方殺しランダムタッグバトル 統劇!MUGEN オールスタータッグトーナメント2010 第3回遊撃祭 たぶん気のせいトーナメント 主人公&ボス タッグトーナメント【作品別】 ゲージ増々タッグトーナメント 神人豪鬼&ゴッドルガールがタッグトーナメントに参戦 mugenオールスター?タッグファイト 夢幻暁光奇譚 えくすとらすぺしゃる 1周年記念タッグ大会 19XX年!4大勢力対抗!セルハラっぽいランダムタッグバトル!! 第4回遊撃祭 友情の属性タッグサバイバル 運命に惹かれた者に捧げる!高性能タッグ大会【ステラ杯】(おまけ) チーム 第2回 漢だらけの格闘大会 作品別対抗ボスダブルトーナメント 強キャラ 4on4 リーグトーナメント ヨーコ参戦記念杯4on4 ストーリー動画対抗戦・無限交差 良キャラ発掘トーナメント チーム編 ネタかリアルか?作品別本気80%トーナメント 第2回成長トーナメント 作品別街中出逢って成長グランプリ 正統派作品別トーナメント 良キャラ揃いの作品『別々』ランセレチームバトルロワイヤル 無茶?無謀? mugen ランセレで成長バトル 俺の独断と偏見による自己満足トーナメント 無茶?無謀?(第4弾) 作品別 成長 ランセレバトル 悪の祭典!最『悪』グランプリ【悪の華】 投げの可能性チームトーナメント【ザンギエフ杯】 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 共通点チームトーナメント 【ヒトデ杯】 危険な町!サウスタウントーナメント 作品別トーナメント2011 伝統の作品別トーナメント 決して正統派ではない作品別トーナメント 奮起せよ!力ある限りグランプリ 目指せ百獣の王!弱肉強食サバイバル 作品別トーナメントRe 作品別10人組お祭りトーナメント 作品別7人組SUPER BATTLEトーナメント その他 作品別タッグチームバトル アンノーン主催第1回男女バトルロワイアル 主人公連合vsボス連合対抗多人数チームトーナメント 作品別味方殺しタッグチームバトル 主人公連合vsボス連合ランセレ勝ち抜き戦 挑発こそ正義!いい時代になったものだ。トーナメント KOF BOSS FIGHT 3 大体ランセレ 博麗霊夢争奪戦 力こそ正義(笑)グランプリ 【アイテム】mugenバトルロワイヤル【争奪】 New良キャラ発掘Notトーナメント 大吟醸 全員集合ランセレパーティバトル 霊夢争奪戦第二幕 作品別B.C.2010 第2回作品別全部全画面判定トーナメント ハイスピードメカアクション杯 コスモス軍VSカオス軍 ~無限なる戦い~ DISIDIA杯 人類捕獲計画 目指せ最強!強キャラベストタッグ決定戦 ポイント大強奪サバイバル! 史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトル たぶん永久vs即死トーナメント 飛竜vs半蔵 仲間を集めて狂中位大会【汚い忍者杯】 永久vs 【ターゲット式ワンチャン】 削除済み 成長疲労で大貧民ランセレバトル こんな時代だからこそ半裸 vs 全裸対抗祭 ~CERO-Zの向こうへ~ 超弩級作品別Big Bangトーナメント Re 超弩級作品別Big Bangトーナメント まだ!僕の夢は魔物使いトーナメント あつまれ!電車ごっこチームバトル 真冬のランセレサバイバルトーナメント 更新停止 究極のMUGENタッグ編 第2回作品別Ultimateトーナメント ヤムチャが強い凶悪タッグトーナメント 高性能作品別成長トーナメント 第二回同名キャラタッグトーナメントWTマークIIセカンド 格差社会を生き抜け!ランセレ成長バトル 他人任せ大会 [作品別対抗]成長タッグリレー 大富豪2 【戦力】国取り戦国MUGENバトル【補充】 ボスキャラ77人でバトルロワイアル 狂下位前後ランセレバトロワ大会 世紀末全部全画面判定トーナメント 凍結 闘神大会 陣取り合戦TAG 非表示 作品別 シャッフル・バトル・ロワイヤル! 大体、凶ランクくらいの大会で勝ちあがるにはどうすりゃいいですか? 出演ストーリー + 一覧 F.K.B. ~炎とナイフとバーグマンの事情~ K&K(未確認) Mr.Kの挑戦状(NBC版) MUGEN STORIES INFINITY(NBC版) SOS団と3人の姫君 Transfer Avengers アイマスハート(NBC版) アリスさん姉妹・R(NBC版) 火艶連聖アッシュナイン 仮面ライダー778 キカイノキモチ(NBC版) 鬼神無双! 人造生物03RIA-紅(両方) ストーリー動画対抗戦・無限交差(ブランドー一家枠、NBC版) 戦国無限(NBC版) 戦極夢限-帝レース-(NBC版) 大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-(ブランドー枠、NBC版) ブランドー一家(NBC版) └新約ブランドー一家(NBC版) 武瑠亜無限学園(NBC版) 夢幻暁光奇譚 無限戦記 わたしたちのすわこさま(NBC版) その他 MUGEN∞動画番外篇 *1 開発の方曰く、元となったモデルはありません。(笑)とのこと。え!? バ○ー!? いえ、気のせいでしょう。 「月刊ゲーメスト増刊ワールドヒーローズ2」より。いやはや、本当にフリーダムな時代だったもんである。 *2 とは言えそこはNBCボス。CPUが自重しているだけで実際は結構凶悪な性能の技である。 「這い寄る敗北」はボタン押しっぱなしで遠くまで届く上に連続で当てることが可能。KOこそ出来ないが一度捕まえれば簡単永久。 相手の体力を残り1ドットまで減らし、後は小パン一発でとどめを刺せる。 「憎き肉片」は相手の飛び道具を貫通する飛び道具を三発同時に発射するというもの。発生は遅いが対空にも使える。 しゃがまれればほとんどのキャラには当たらないが、遠距離戦で無類の強さを発揮し、相手の行動を大幅に抑制出来る。 サムスピ出身キャラの大斬り連発で封殺出来たり、飛び込み攻撃に対する反応が鈍かったりとCPUに隙があるが、技性能は結構高いのである。
https://w.atwiki.jp/sakuyataityo/pages/485.html
\} {(〃{. |ヽi ∨{ |/ _/-=_/∧ {{ ///_彡 〈 \}八 ヽ| ヽ|、 }\\八ヽ rミ、 ∨/\ヾ. {∠二二 ヽ / \〉\ヘ ヽ__', \_ \`ヽ}‐` ‘゚’<//∧ }} ∠二ヽ ヽ }/ `ト\ミ、_ 八 `ミ=ーく| ハ ヽ ∨/ レ  ̄\ } }ノ=ニ三 `∨ヽ乂_}  ̄ミ- /.. 乢'/ ‐r 、}/ノ_/ . }厶イ⌒ー=ニ }  ̄`ー彡(_〉-/、 . ヽ 八. \__{_ ∨ ュ/ / `¨/ ̄/`ーァ' 乙ノヽー-'=>ヘ . 爪 = |ー- ̄ ヽ-‐. 彡 / { \>‐く / __ノノ_. /¨ ∧_厂 ⌒ヽノ-=ニ三― { 八 _ノ (_/ / }ー<. \ヽー‐…≠^ /. 、 \ ̄\ 〈 ‐ミノ. . ヽ / / / . .二ニ \ミ、  ̄\ . ∧ 〉 /. ./ {_ノ ノ彡 . ==ニ三三三≧x ∨ .`´ . . \__ _ノ⌒ヽニ<`ー 、/ ̄彡-┘ \}. ∨ . .. /. .. /一 '⌒l } \ミー->< } } / . ヽ/ 、. ⌒ ′ / 八__ミx} \__ ̄\ | //¨⌒ヽ ' . /ヽ 八 / ∧ ヽ ⌒Y ヽ . `ーミ ̄}//| \ \ . ヽ/ .、 . ヽ´ ./ ∧ \ |ヽ \ ヽ1 八 . \ ー- r=ミィ=ミヽ二 / ̄ハ/ \ \ミノ ∨ \_ >--彡/ { j }― /... / / . .\ \ V| . ∨. 二ニ= /⌒ヽ三 ヽ /ノー. /=≠⌒{ / .ヽ `Y/ | . . } / ヾ} ̄⌒ヽ ◎ハY/ ◎ . ´ 人 . . \...} / \_ j| . \_.ノ/ `ー-- / /ノ . / ⌒ヽ 、 . ミ// / /} .ィ≦彡 / ヽ. { 〈/ .. .. /へ }ミ、 ヽ ∨ . . . /. /////// /ー彡/ /∧{_. > ′ Ⅵ ミ \ . . j/ . .///////八 {./_彡く. /\_ /¨¨¨¨´ ∨ /⌒ヽ ` {\ __ノ {{'//////∧〉 /=ニ二 {乂_ / ∨} \ ∧ ヽ{ `ーく ヽ . 人\'/////ノ/ . . }ー‐く Ⅵ {.⌒ヽ\ . >x. ヽ=一 . / ミ }'/// /__彡 〃. ト ..、 }ノ. ∧/⌒ヽ\_/ / } \ ........ } |' / / 以_.. -=┐} // {. /⌒乂__彡'. / ` / / 〈r'( くス ´ { { (. / ̄ ミメ / `¨¨¨¨/ / . `¨^¨´ 乂;;;;;;;;;;(. / ̄¨ヽ〉 / 了 ̄ ̄` ¨¨¨^(. / ̄ ミ 〉 / .___彡′ . ∧ xく... /⌒{ / / __ノ. 八乂 x<⌒ヽ`く ...... ヽ / . { \>―--=ニ三====== 二二ミ〉 //'" ̄ ̄ ⌒ヾ \  ̄ ̄ ̄ }| / // 【人身売買組織の現首領 DIOこと ディオ・キューブリック】 長期休暇編7日目に存在だけは示唆されている。 宇宙連邦・宇宙警察の暗部の中でも戦闘・謀略いずれもTOPクラスの実力者。 8日目にキバの鎧の波動を感知した描写がある。 人身売買組織の長である事は有名。 ランク3当時のディアボロを数年前倒し、配下にしている。 彼の能力は時間停止(5秒)であるが、他者の時間停止中でも自身の時間停止を上書きで発動できる。 また、自分の完治範囲内で時間操作が行われた場合、正確にその場所を特定することが可能。 宇宙連邦の中において、有名ではあるもののその情報量に反比例するように外見の情報が少ない。 なお、なっちゃんは直にあったことがあるが、彼女の証言が今後のストーリーに役立つかは甚だ疑問である。 配下には星噛絶奈や七実など実力者を揃えているが、何故か幹部クラスはほぼ女性。 実は完全に趣味だったりする。 唯一ヴェルゴのみが男性。あと最近下っ端をMMRという集団に潜り込ませている。 部下には自分の能力をコピーし分け与えているが、それが有効に働いてるものもいれば、明らかに意味をなしてないどころか弱点になっているものすらある。 好きな数字は5。奴隷売買を5がつく日で開催するぐらい好きである。 キングオブヴァンパイア、「キバの鎧」と呼ばれる力を追い求め、とがめの故郷を滅ぼし(賊刀・鎧があったため)、 彼女にウソを吹き込んで配下とした。 そしてギルガメッシュが身に付ける黄金の鎧を次なるターゲットに見据え、彼に恨みをもたせたとがめを送り込むも、 彼女は失敗を重ね皇帝の暗殺は失敗。 しかし、七実がサブラクを撃退した際に、エヴァがキバの鎧を身にまとったことを察知。 かつて敗れ、欲した力の居場所を確信し、ヴァイア星へ絶奈と共に帰還中であった。 先代ゾディア・キューブリック(故人・絶対悪)の弟。 エヴァの育ての親でもある(一応)。 2代目の方をヴァイア星に誘ったのは兄と同じ道を歩むのなら事業紹介、 そうでなければ排除するつもりであった。 長期休暇編13日目に登場。 圧倒的な能力を出し惜しみなく使い、戦闘機人として再調整したスバル・ナカジマを圧倒し大破させる。 その後ライダー化し強化されているエヴァ・やる夫の二人を相手に優勢に戦闘を進めるも こそっとウェザー化した涼宮ハルヒの大竜巻により、この星を分厚く包んでいた雲が四散し 朝日を受けて弱体化してしまう。 (同じ吸血鬼であるがエヴァはデイ・ウォーカーと呼ばれるタイプで太陽が平気とまでは言わないが死ぬほどではない。) その隙を逃さず不意打ち大好き義兄が参戦、大ダメージを負う。 必死で時間停止を使い状況を打開しようとするも・・・ スーパータトバのアンク、オールドラゴン化したやる夫、[黄金のキバ」状態になったエヴァには通じず敗れ去った。 死の直前、アンクがとがめと話しているのを見つめて、 ディオ自身が欲しかったのは「キバの鎧」ではなく アルクェイド・ブリュンスタッドとの戦闘において片思いをしていた事に思い至り 歪んだ形ではあるが人並みに恋が出来ていた事を知って死んでいった。
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/94.html
DIOは人気者 ジョースター ジョースター DIOは吸血鬼ー 1234 パニック パニック パニック ポルポル慌ててる DIOはすごいぞ時止めるんだぞ うっりうっりー 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 なぁ承太郎 ジョセフーの血吸って元気だぞー「DIOーッ!」 友達作るなら任せておくれよ 花京院 ポルナレフ アブドゥルは失敗 come on vanilla, give me your blood でもやっぱいらない そーんなナリしていられちゃ困るよ(世間体的な意味で) どうだ 見たか DIOは人気者(カリスマ的な意味で)「DIO様~」 無駄無駄無駄無駄ポルポルお前は足手まとい 承太郎すごいな時止めちゃったよ そんなの反則だー 「DIOだけ違うかもー」「DIO--ッ!」 ※製作者ご本人様より提供していただきました!
https://w.atwiki.jp/ymst/pages/890.html
【名前】ハイDIO 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】殴った人間を一キロも吹き飛ばす 連打でロードローラーをへこませる 空裂眼刺驚;人体を容易に貫通する光速の弾丸 ナイフを無限に所持。投げる 【防御力】吸血鬼なので不老不死 ただし太陽エネルギーなどをあびると即死する 【素早さ】連続してザ・ワールドを使用出来るので0秒行動可能 【特殊能力】気化冷凍法;触れると瞬時に生物の体液を凍らせる ザ・ワールド;時間の流れを無限に停止させる ロードローラーだッ;相手の上空からロードローラーを投げ落とす スタンドON;ザ・ワールドを使用できる 【戦法】ザ・ワールド!からのロードローラー 【名前】ザ・ワールド 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】ラッシュ攻撃で人間をグチャグチャにする 【防御力】スタンド以外の攻撃は受け付けない 【素早さ】時間無視行動可能 【特殊能力】ザ・ワールド;割愛 【戦法】殴る
https://w.atwiki.jp/z-oni/pages/146.html
先程の邂逅から約二十分。 夕焼けに似た不気味な空の元、二人の少年、織田敏憲と豊穣礼佑は連れ立って歩いていた。 「ねぇお兄ちゃん。どこへ行くの?」 「なるべく鬼の来なさそうな所へさ。僕一人だけならともかくお前も連れてるからね」 「ふーん、でもそれだと他の参加してる人にも会えなんじゃない?」 「心配いらない。まず鬼のいなさそうなところへ行こうっていうのはみんな考えることだ。 だから学校みたいな如何にも人が集まりそうな所よりも少し外れた所の方が人には会いやすいはずだ」 バイクにも乗っていないのにフルフェイスヘルメットで表情を隠しつつ、織田はわずかにその不細工な眉をひそめた。 今同行しているこのクソガキ奴僕、時々発言が妙に聡いところがある。 最初出会った時は迷子のように語っていたにも関わらず、今は鬼ごっこの参加者の視点に立って自分に話しかけてきている。 それも、至極冷静に。 勿論そこまで違和感を感じる訳ではないし、今の所脅威は感じない。 ただ、少し引っかかるだけだ。 (まぁ、いい。このまま人と出会わず昼を過ぎるか、おかしな動きをしたら撃ち殺してやるだけさ) 懐のワルサーの感触を確かめつつ、「イヒッ」と下品な笑みを漏らす。 彼はあまり人と出会わない様ならば足手まといを抱えて歩くつもりは毛頭無く、この見た目幼児を容赦なく切り捨てる心づもりだった。 第六十八回戦闘実験プログラムでも彼はゲームに乗っていた人間であり、例え幼児であろうと、利用し、切り捨てられる人間だった。 (なーんて、不細工面に似合った事考えてるんだろうなぁ) そんな織田の下卑た考えは、四歳児をはるかに超越した頭脳を持つ礼佑にはお見通しなのだが。 とは言え、このままでは不味いのは事実である。 四歳児離れした頭脳を持っているとはいえ、礼佑は肉体的には幼児でしかないし、武器になりそうな物も取り上げられてしまっている。 彼はそれを丁度いいハンディだと思っているがそろそろ状況を変える新たなカードが欲しい。 そう思った時だった。 ―――ザザッ はいぱーびじょんだいありーからノイズのような音が走る。 未来がまた、変化した音だった。 子供らしい無邪気な表情を崩さず、礼佑は織田に感づかれていないか様子を伺う。 あくまで冷静に。あまり未来日記を信用しすぎず、慌てて予知を確認しないのが『エリート』というものだろう。 しかし、彼の懸念に反して織田は別の音に気を取られているようだった。 次いで、礼佑もまた近づいてくる音を聞き取る。 足音ではない――これは、エンジン音だ。それも、大型車両の。 ■ 「WRYYYYY!タンクローリィだッッッ!」 邪悪の化身DIOは、紙袋に入っていた支給品であるタンクローリーを『世界』に運転させつつ、そのパワー・スピードにそれなりにハイになっていた。 初めて運転するため、時折ハリウッドのカーチェイスもかくやという勢いで電柱や看板にぶつかっていたが、気にせず走り抜ける。 帝王に後退はないのだ。 「ムッ!」 機嫌よく走り初めて十分ほど後、吸血鬼として異常発達した視力が、二つの人影を捉える。 背丈から類推するに、あれは子だろう。つまり捕まえるべき獲物だ。 世界にハンドルを切らせ、DIOは邪悪な笑みを浮かべた。 そして、世界を支配する力を放つ。 「世界―――時は止まる」 ■ 「……な、何ッ!?」 「えっ…?」 織田と礼佑。二人の少年は揃って驚愕の声を上げた。 無理もないだろう。先程までこちらに向かってきていたタンクローリーのトレーラーが忽然と消えてしまったのだから。 どこかにぶつかった、というわけではない。それならば二人も無事では済まないはずだ。 あのトレーラーは一体何処に…奇しくも二人の心境が重なったその時だった。 「―――君たちは、ドードーという鳥を知っているかな?」 背後で、良く通る男の声が響いた。 「モーリシャス諸島に生息していた鳥なのだが…その鈍重さと鳥であるにも関わらず、 『飛べない』という弱点を持っていた彼らは人間の進出により僅か80年余りで絶滅した」 2人がゆっくりと振り返る。 「飛べもせず、ノロマ、外敵のいない平和な島で育ち、警戒心もない彼らが滅びるのは必然だったと言えるだろう」 傍らには紙袋を抱えた。ギリシャの彫刻のように筋肉を漲らせた美しい男。 紡ぐ言葉には思わず聞き入ってしまう、魔的な力がある。 「だが…私は彼らが絶滅した原因は『勇気』が無かったからだと…思っている 堕落した日々に甘んじ、彼らは『進化』しようとはしなかった 現在の『限界』を超えようとしない生物は種を問わず脆い…君たちはどうかな?」 男はDIOと名乗った。 ■ ―――織田敏憲には嫌いな人種が三種類いる。 その一、顔の良い男。その二、背の高い男。その三、下品な男だ。 DIOという急に話しかけて下品に自分を驚かせ、同行を提案してきたパツキン奴僕はこのうち三つをコンプリートしている。 「驚かせて悪かったね、これでも『親』なものだから。『子』らしき者を見ると捨て置けなかった」 「い、いいですよ、気にしてませんから!」 (クソがぁ~!何故高貴な俺がこんなパツキン奴僕に…いや、クールになれ織田敏憲。 こうなるのは計算通りのはずだろ) このままクソガキ奴僕共々肉壁として使い倒してやる。 織田少年はそう強く誓い、下手に出続ける。 (……ちょっと手強そうなのが出てきたね。面白くなってきた) 豊穣礼佑は対照的に無邪気に新たな同行者の分析楽しむ。 彼は先ほどのタンクローリーを突然消したのはこの男だろうとあたりを付けていた。 それもチャチなトリックではない。未来日記の予知能力のような、本物の異能だ。 更に、予知した内容ではこの男は自分にDEAD ENDフラグを立てなかった。 少なくとも昼までは。 DIOがこれからどう動くかはわからないが、これで織田も自分に手を出しにくくなっただろう。 (次は、このDIOってヤローがどんな奴かを見極めないとね……) 礼佑の口から笑みが零れる。 そして、先行しているため二人からは表情が伺えないDIOも、同じ笑みを浮かべていた。 (……最初は即刻捕まえて牢屋に連れていこうと思ったが、考えてみれば一人二人チマチマ捕まえていくよりも纏めて『一網打尽』にした方が良い) それが、DIOが自分の役職を親だと偽った理由だった。 無論、自分が鬼と発覚したときは世界で捕まえるか、殺す必要があるだろうが、スタンドに目覚めていない子供など、それこそ赤子の手をひねるが如く、だ。 (もっとも、豊穣礼佑とか言った子供は何か隠しているようだがね…織田敏憲という少年は何の力も無いようだが……良い悪の素質がありそうだ) 悪の才能とはすなわち、弱者を自分のために踏みにじることができる者だ。 悪の帝王であるDIOは、2人がそんな人種である事を直感していた。 そのため生かして泳がせる事を選んだのだ。 (フフ、せいぜい利用させて貰うぞ二人とも―――) (((勝つのは私/俺なのだから))) それぞれの思惑を抱えながら、絶望鬼ごっこは進んでいく。 【H-08/01時15分】 【豊穣礼佑@未来日記】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:はいぱーびじょんだいありー@未来日記 [道具]:『スマートフォン(子)』 [思考・行動] 基本方針:このゲームに勝利してエリートであることを示す。 1:DIO、織田敏憲を利用しながら情報を集める。 2:ピエロ(ペニーワイズ)との接触を避けるため、西北西方面に逃走したい。 3:未来日記所有者は優先的に殺す。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 未来日記による予知である程度の未来を把握しました。この場に留まると高確率でペニーワイズに殺害されます。 【織田敏憲@バトル・ロワイアル(漫画)】 [役]:子 [状態]健康 [装備]:ヘルメット、防弾チョッキ、ワルサーP38、ランドセル、トートバッグ [道具]:ランドセルに飲食物、トートバッグにガスマスクや包丁、洗剤といったもの [思考・行動] 基本方針:利用できそうな親か子と合流する。鬼らしき相手がいたら逃げる。 1:豊穣礼佑、DIOを利用しながらプログラムに備える。 ※その他 各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 自分の役が『子』だと推測。 【DIO/ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [役]:鬼 [状態]:健康 [装備]:タンクローリー、不明支給品(確認済み) [道具]:無し [思考・行動] 基本方針:子全員捕まえ、親は血を吸うか下僕とする。 1:織田敏憲、豊穣礼佑を利用して子を集める。 ※自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 ※時間停止は五秒ほどです。
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/362.html
秘封倶楽部とは、宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンの計二名から構成される霊能力者サークル。 その辺の大学を探せば普通にあるような、暇を持て余した少女の遊びだ。 もっとも除霊や降霊はやらない。まともな霊能活動らしい活動は皆無の、いわゆる不良サークルに分類されるのかもしれない。 だが、班員の蓮子とマエリベリー…通称メリーの飽くなき探究心、そして彼女らの持つ『秘密の能力』はこのサークルが普通ではないことを示していた。 秘封倶楽部の裏の顔。それは張り巡らされた世界の結界を(勝手気ままに)暴き出すサークル。 均衡を崩す恐れがある故、一般には禁止されているその行為は、蓮子とメリーの好奇心までも縛ることは出来ない。 星と月を見るだけで時間と場所がわかる蓮子の眼。 結界の境目が見えるメリーの眼。 二人の能力が合わさればこの世の不可思議など嬉々として暴きに暴いてしまう。 彼女らにとって、青天の霹靂こそが日常。二人にとって、多少の危険は付き物。 そう。蓮子とメリーはこの現代社会において常識とは少しかけ離れた、ちょっぴり普通ではない少女たちだった。 たくさん。 たくさんの場所を、メリーは蓮子と共に見て歩いた。 山。河。街。果。 花。草。砂。夢。 船。墓。闇。空。 星。月。人。妖。 それらは確かに、日常と非日常の境目。 夢と現の狭間で少女は、色々な冒険をしてきた。 時間はあっという間に過ぎていくもので、この楽しい時間が永遠に続けばいいのにとメリーはよく思うのだ。 青春を謳歌する少年少女が心に描く夢を、メリーもまた思い出に深く繋ぎ止めていた。 本当に大事な宝物は、夢ではない。 不思議でもなく、光景でもない。 もちろん能力なんかでもなく、思い出でもなかった。 今だ。 今、このとき、この瞬間こそが。 この手に繋ぐひとときの温もりこそが。 メリーにとって、代えることの出来ない何よりの―――大事な大事な、たからもの。 「ねえメリー! 来週の日曜なんだけどさぁ、次はあの噂を確かめに行ってみない?」 始まりはいつも親友のこんな言葉。 大学のカフェでお気に入りの珈琲を飲みながらメリーは、興奮する親友に微笑みながらこう返すのだ。 「面白そうね。でも蓮子? 旅行の費用だって馬鹿にならないわ。またバイトしてお金貯めなくっちゃあ―――」 この時ばかりは、どこにでも居る他愛の無い、けれどもちょっと変わった少女たち。 秘封倶楽部の実態は、ごく普通の少女たちが夢を追う、ごく普通の居場所に過ぎなかった。 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ どこか、幸せな夢を見ていた。 大晦日の深夜。二人で過ごした年明けの星々。彼方鳴る除夜の鐘。 ひび割れたねずみ色の空の下、私は蓮子と再会できた。 「あ…あぁ…! 蓮子…っ! 蓮子ぉ…! 私…っ、わたしも…嬉しいの! 蓮子に、ずっと会いたかった…! 生きて……また貴方と話したかったの……っ!」 怖くて怖くて仕方なかった。 今までたくさんの危険を渡ってきたけど、殺し合いなんて物騒すぎるイベントに巻き込まれたのは勿論初めてだ。 幸か不幸か、親友蓮子もこの会場のどこかに居るらしい。 会いたかった。 彼女もきっと自分と同じに、怖くて震えていると思った。 「もう離さないわ。メリー。貴方だけは……二度と誰にも 渡 さ な い 」 だから夢の中で蓮子と再会できた時は、嬉しくて、ホッとして、思わず泣いてしまった。 蓮子の姿。蓮子の声。蓮子の笑顔。蓮子の匂い。 紛れもなく、我が親友・宇佐見蓮子と生きて会うことが叶った。 あぁ……神様がいるのなら、本当にありがとう。 「この世界に神なんていないのよ、メリー。……いい加減、目を覚ましなよ」 聞き慣れた声の、聞き慣れない冷たさ。 一足早く夢から覚めた子供の冷笑が、そこには浮かんでいた。 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 『マエリベリー・ハーン』 【昼】C-3 紅魔館 エントランスホール 幸せ“だった”夢から覚醒すれば――――――『紅』。 見渡す限りの紅が私の視覚を埋め尽くし、現へと引き戻した。 夢は現に変わったのだ。更なる『悪夢』という、この上なく残酷な現実へと。 「…………ぁ、れ……? わた、し……確か、ポルナレフさんと一緒で……」 「おはようメリー。ずいぶん気持ち良さそうに寝てたじゃん。きっと幸せな夢でも見てたんでしょうね?」 目覚めのベルは私にとって、慣れ親しんだ親友の鳴らす号鐘。 でも、何かがおかしい。彼女の響かせる鐘の音は、こんな淀んだ音ではなかったハズだ。 それに何より…… 「れん……こ……! そうだ、私……あのひまわり畑で……!」 「メリーに纏わり付いてたあのホウキ頭なら私が追っ払ってあげたわ。他にも変なカウボーイハットの男とか変な髪型マントの女も居たけど、今頃全員喰われてるんじゃない?」 身体を半身だけ起こした私の目に映った蓮子の眼が。 今まで見たこともないような漆黒の闇を交え、私を冷たく見下ろしていた。 いつもの秘めた能力を持つ透き通った瞳とは全然違う、沼に浸かりきったような濁りの瞳。 思い出した。 蓮子はDIOの『肉の芽』に操られ、あの青い天女みたいな女の人と共に私たちを襲ってきたんだ。 そして私は、今は帽子に隠れている蓮子の額に巣食う肉の芽を直視して、夢の世界に迷い込んだんだった。 「れ、蓮子っ! お願い、正気に戻って! 貴方は操られてるのよ! ここは何処!? ポルナレフさんたちをどうしちゃったの!? 喰われたって、どういうこと!?」 「あーあーゴメンねメリー。色々訊きたい気持ちはわかるけど、残念ながら今の貴方に質問する権利は無いわ」 少し黙ってろ。蓮子が私の口元に差し向けた刀は、そんな有無を言わぬ迫力を物語る。 私はまたしても泣きそうになった。今度は嬉し涙ではなく、絶望を孕んだ哀しみの涙だ。 そして、蓮子の醸し出す迫力など上から叩き伏せるかのように。 次の瞬間、圧倒的な『負』の迫力が金縛りとなって、私の全身を硬直させた。 「――――――人間は何故……空を飛べたのだと思うね? 麗しきマエリベリー・ハーン」 低く、地の底から湧き出てきた絶望を体現したかのような、声。 「……あぁ、質問の仕方が悪かったかな? 人は何故、飛行機を作り、それに乗り込んだのだと思う? 人類が空を飛ぼうと思った理由を訊いているのだよ」 深い地下から這い現れたような声は、しかし遥か高みから見下すような傲慢と威厳を携えて降りかかる。 途端に全身から汗が噴き出た。 後を追って、歯がカチカチと不規則な音を立て始めた。 皮膚を突き刺す禍々しい寒気が、体中の血液を凍結させる錯覚に戦慄した。 背筋を這う予感に、喉の奥でゴクリという音が鳴った。 「少なくとも私が生まれた時代では、機械が空を飛ぶなど不可能だということが世間での常識。完結した一般論だった。 目まぐるしい産業と貿易の発展が、人間の思想と生活を著しく変えた科学の時代だったにもかかわらず、だ」 その男は、かつてモノクロの竹林で見た男。 ヴァーチャルの感覚は、リアルより人間の感覚を刺激するという。 夢と現は区別出来ない様に、人間と胡蝶とを区別出来ない様に、 ヴァーチャルとリアルは決して区別出来ない、というのが私たちの時代の常識。 ―――そんな鉄の常識を粉々に砕くほどの、絶対なる『悪』の存在。 ―――今、私の目の前に居る男は、かつて夢で出会ったヴァーチャルなどよりも……遥か熾烈な存在感を放ち続けている。 ―――あの時のような夢なんかじゃない。この現は紛れも無くヴァーチャルを凌駕し、私の心臓を鷲掴みにしてきた。 言葉が、出なかった。 「ふむ……もう少し肩の力を抜きたまえ。……『あの時』のように。 言葉が出ないのなら代わりに蓮子君に訊こうか? 人間はどうして空を飛ぼうと考えたのだろう。 古代からの夢だったから? 利便を得たかったから? 地上を見下ろし、優越に浸りたかったから? 何故だ蓮子?」 紅い洋館のホール。いつか見た夢の中で出た、真っ赤なお屋敷。あの時は確かお茶をご馳走になって、お土産にクッキーまで頂いた場所。 今は違う。ここは悪魔の住む根城。階段上に佇むその男は、私から隣に居る蓮子へと質問の標的を変えた。 私には男の質問の意図が理解出来なかったし、とても返答できるような思考状態ではなかったのだ。 「それはとても簡単な答えですよ。人間は『飛ぶ為に』空を翔んだのです」 だから間隙入れず男の質問に冷静に答えた親友の姿を見て、蓮子が私の知っている蓮子ではないことをまた痛感した。 そのあまりにも静かで折目高な様は、逆に私の思考を段々と冷静にすらさせた。 「流石は未来に生きる優秀な学生だ。いや、君たちにしてみれば未来ではなく現代なのかな。 とにかく正解だよ蓮子君。まさにその通り、物事の問題はもっと根本にあった。人は飛行機を動かす為に空を翔けたのさ」 男は薄く笑いながら拍手を軽く三回、蓮子に惜しみなく披露する。 “飛ぶ為に空を翔ぶ”……一見答えにならないその回答は、果たして私の頭を余計に困惑させてしまった。 そんな情けない姿で戸惑う私を見て蓮子は、やれやれと補足を差し込んでくる。 「世界初の有人動力飛行を成功させたライト兄弟が脚光を浴びるまで、世の教授や科学者は『飛行機を人間に操縦させる』なんて発想が全く無かったのよメリー。 信じられる? かの兄弟が『自らをパイロットとし動力となる画期的戦略』を実践するそれまでは、余所の実験プロジェクトなんて動力機体の開発しか眼中に無かったんだから」 「その通り。今でこそ数多の飛行機を滑空させている操縦者だが、当初は機体に乗り込んで操縦させようなど露にも思い付かなかったのだ。 何せ空の遊泳には常に死の危険が付いて回る。わざわざリスクを背負って自ら動力になろうとは誰も考えなかった」 男と蓮子は、まるで大学の教授と学生のような他愛の無さで偉人の歴史を語る。 徒然と誇らしげに話す親友の顔は、どこか楽しそうで。 どうして彼女の隣に居るのが私ではなく、あの男なんだろうと。 ちょっぴりだけ、心の奥から嫌な気持ちが漏れた。 「ライト兄弟とは、初めに勇気を持った者たちのことだ。翼を眺めるのではなく、己の手で、足で、翼を動かそうと考えた者たちだ」 男性にしては嫣然とした面持ち。 ヴァーチャルにはとても実演できない、神秘的な説得力を持つ言葉の一つ一つ。 「こうして人間は『空を飛ぶ為に空を翔んだ』のだ。古来よりの人が持つ夢を叶える為に、勇気ある者だけが操縦桿を掴むことが出来た」 男がせせら笑う。 恐怖し、迷い歩く私の頭を天上から俯瞰して、ただ笑う。 「……さてメリー君。君はどうだ? 操縦桿を掴める者か? はたまた地上から、翔ける者たちを見上げるだけの臆病者か?」 男の言いたいことは、何となく理解出来てきた。私の『意志』を試している。 でも、私は――――――。 「怖いのねメリー?」 親友の声が、誰よりも私の心を乱す。 「誰だって最初は恐怖するものよ。私だってそうだったんだから。 でもね、ライト兄弟が夢を叶えたのは彼らが独りじゃなかったからよ。隣に同じ志を持つ者が居たから。 ……メリー。貴方は決して独りじゃない。私と一緒に行こう? 一緒に手を繋いで、空を翔ぼう?」 蓮子が私の耳元で、囁く。 それが私にとっては何よりも怖い。心が究極に揺さぶられるから。 付いて行ってはいけないと、理性に制止される。 親友を連れ戻さなければと、感情に扇動される。 「―――ねえメリー。ふたりで『天国』まで、翔ぼう?」 くらり。 足元が揺らぐ。視界がぼやける。 ふらついた私の肩を、蓮子が優しく支えた。 この手を払わなければならないのに、私は彼女を、 どうしても―――拒絶できなかった。 蓮子は空を翔んでいるんじゃあない。 墜ち続けてるのだ。重力に見放され、ねずみ色の空に向かって落下しているだけだ。 飛行機だって鳥だって、片翼で飛ぶことなど出来はしない。翼は両翼揃ってこそ、初めてその目的を叶えることが出来る。 だったら私は、独りで墜ち続ける蓮子の手を掴むべきなんだろうか。 掴んで、引き戻してあげるべきなのか。 それとも、一緒に―――――― 「―――そういえば、まだメリー君とは自己紹介もしていなかったね」 ふと思い出したかのように、男は口を開いた。 「久しぶりだね。いや、初めましてかな? 『夢の中』では楽しい時間をありがとう。 だが君と実際会うのは“コレ”が最初だ。従って、もう一度名乗らせてもらわなければな」 気さくにも見える空気の裏で、男は心底異質な笑みを浮かべて。 「私の名はDIO。ディオ・ブランドーという。今後ともよろしく、メリー君」 私たちは今再び邂逅を果たしてしまった。 出来ることなら二度と会いたくないと願っていた。 あの夢の中で私はDIOと話して……心が安らいだのだから。 次会えば、今度こそは逃げられない。身も心もこの男に懐柔されてしまう…… そんな底なしの不安が、澱んでいた。 「さてメリー君。私の記憶が確かなら、まだ『あの時』の答えを貰っていないね。もう一度だけ、訊こうか。 ―――私と友達になってもらえないだろうか?」 手を差し伸べてDIOは語りかける。 この男の狙いが分からない。私なんかと友達になって、何がしたいのだろう? 嫌だ。怖い。助けて。 祈る想いは等しく恐怖に塗り潰され、私に逃げ道がないことを悟らせる。 ここで私がよしんば逃げられたとして、残った蓮子はどうなるのか? 一体誰が彼女を救えるというのか? この世界に神など居ない。 少なくとも、私も蓮子もどこにでも居る普通の女の子だったハズなのに。 秘封倶楽部とは、ごく普通の私たちふたりが夢を追う、ごく普通の居場所だったハズなのに。 殺し合いなんて出来ないのに。 人を傷付けるなんて出来ないのに。 ただの女の子である私が、どうやってこの天性なる“悪”の魔手から親友を救うというのだろう。 「ねえメリー? 貴方も“こっち”へおいでよ。DIO様と一緒に来れば恐怖なんて無くなっちゃうんだから。 ねえメリー? 友達の私が誘ってるのよ? きっと楽しいよ! 辛いことなんて全部取り除いてくれるよ! ねえメリー? 私たち、友達じゃない。これからはずっと一緒に居られるよ? ねえメリー? 私はメリーのこと、好きよ。だから、ね? ねえメリー? 早く来なってば。 ねえメリー? どうしたの? ねえメリー? 一緒になろう? ねえメリー? ねえメリー?? ねえメリー???」 狂った人形のように唱え続ける蓮子は、どこだかひどく蠱惑的に映って。 それは私からするとDIO以上に妖しく、情欲で、愛染としていて…………蕩けるほどの甘美な、誘惑の蜜。 (そう、よね……。蓮子と一緒なら私も…………) 限界が来たのかもしれない。 DIOは狡猾だった。この男はきっと、私を手中に入れるためにまず蓮子を傀儡にしたんだ。 酷く衰弱し果てた私の心に透き通って侵入してきたのはDIOではなく、他ならぬ親友の言葉だった。 「―――蓮子、わたし…………」 「何も言わなくて良いよメリー。私には貴方の考えてること、全部分かるんだから」 ドロドロと溶け出す心に穿たれる穴を、早く塞ぎたかっただけ。 必死を通り越して、私は半ば諦めた。この穴を塞ぐ方法など、目の前に転がっているから。 放っておけば私は、きっと立っていられなくなっちゃう。二度と光を見ることも出来なくなっちゃう。 『こんな恐怖からは、一刻も早く逃げ出したい』 最後の最後、溺れる私が必死に腕を伸ばして辿り着いた結論は。 蓮子を救い出したいという親愛の気持ちよりも―――この恐怖から抜け出したいという身勝手なエゴが勝った。 「貴方の選択はきっと許されるわメリー。だって人間なんて、所詮エゴイズムの塊なんだもの。 いいえ、例えこの世の全ての人間がメリーを許さなくとも、私とDIO様だけは貴方の味方になれる。なってあげられる」 蓮子は本当に私の心でも読んだかのように、今私が最も欲しい言葉を投げかけてくれた。 あの時……戦慄の竹林で肉の芽に支配されたポルナレフさんと相対した時。 そこには仲間があった。ツェペリさん。幽々子さん。ジャイロさん。神子さん。そして、阿求。 そこには手段があった。魔を浄化する波紋。無限の可能性を持つ鉄球。そして、迷いを断ち切る白楼剣。 数々の仲間が手段を併せ持っていたからこそ起きた奇跡。その煌きは、一人の男をDIOの支配から解き放った。 じゃあ今は? 仲間なんていない。手段もない。 奇跡は二度も、降ってこない。 ―――だったら私は、決して起こらない奇跡に祈るより……蓮子と一緒に空を墜ち続けた方がきっと、楽。 「行こうよ、メリー」 親友の一言が、揺らぐ私への最後の一押しに。 人間は空を飛ぶ為に、空を翔んだ。 そうだというのなら、私が操縦桿を握るのは……本当に空を翔ぶ為? 違うのかもしれない。ただ私は、空を墜ちる為の楽な口実を欲していただけ。 恐怖から逃れる為に、目を瞑って永遠に墜ちていける場所が欲しかった。 その隣で蓮子が微笑んでくれるのなら、もはや私が迷う意味も意義もありはしない。 ―――どこまでも墜ちよう。そして、堕ちよう。蓮子と共に、永遠に手を繋いだまま。 かくして私は、空を翔んだ/墜ちた。 右も左もわからない無重力の中、落下の先には深淵のみが大口を開けていた。 ここは夢か現か。そんなことはどうでもいい。 立つことすら出来ない真空の雲界を、今はただ蓮子と。 ―――私はもう、どこへ向かうことも出来ない。空の上では、立ち上がりようがないもの。 ―――こんなふわふわした空間で、恐怖に立ち向かおうだなんて芸当……普通の女の子である私たちには土台不可能だったのよ。 ―――そう、私なんかが恐怖に『立ち向かおう』だなんて………… 『“勇気”を持つために必要なのは蛮勇ではない。“恐怖”を恐れている自分を知ること、これが一番の初歩じゃ。 安心せい、君は“勇気”を持とうと“立ち向かう”最中におる』 それは突発的だった。 脳内に語り響くあの人の優しげな声が、蓮子と共に歩き出そうとする私の足を止めた。 「どうしたメリー君? 私は君とお話がしたいだけなんだ。さあ、こっちへ……」 「メリー……? 大丈夫だからさ、早く行こう? 何も怖がることなんて無いんだよ」 これまで黙して見ていたDIOも、私の腕を取って歩き出す蓮子も、俯く私をじっと覗き見る。 私は階段に足を掛けた所でピタリと留まっている。すぐ上にはDIOが腕を差し伸べて待ち構えているというのに。 『“勇気”を持ち、自分の“可能性”を信じてほしい。わしから言えるのはそこまでじゃよ』 ずっと遠くだった。 墜ちゆく私たちの、何処か彼方の果てから、ずっと遠く。 泣きじゃくる私に『勇気』と『可能性』を教えて死んでいった、ツェペリさんの声がそこから届いた。 頬を撫でる風が止んだ。 代わりに空に浮かぶ潮騒の演奏が始まった。 地には雲。天には海。 そんな幻想的な風景から一転。いえ、半転かしら。 Zero Gravityから解き放たれた人間は新しい文化を築き上げる、とは現代のアフォリズム。 足を掛けた階段の感触を、今一度確かめる。 私は深呼吸して、目を開けた。 そこには確かに紅に拡がる地面があった。重力があった。 深淵を墜ち続ける私の姿は既に見当たらず、あるのはただひとつの事実。 「―――わ、私は……っ! 絶対に墜ちたりなんかしないわ……! もう逃げない! 『恐怖』と向き合ってみせる!」 見上げた瞳の中心には、面白くなさそうに私を見下ろす化け物の敵意。 DIOの視線から放射されるそれは、私の立ち向かう全身を刺し……だがすぐに鳴りを潜めた。 観察、されているのだと思う。奇妙な行動を繰り返す動物を興味の目で観るかのような、実験種の観察。 望むところよ―――と言いたいけど、私の足はとっくに震えている。涙ぐましい虚勢だ。 でも、墜ちゆく私の手を取ってくれたのはツェペリさんだった。だったら私がこのまま誰も彼をも巻き込んで墜ちるなんて、それだけは絶対に許されない。 「私たちの操縦桿を握るのはDIO……貴方じゃない! 私は自分自身の意志で翔んでみせるわ! 地上から翼を眺める臆病者は……あ、ぁ貴方の方よっ!」 言った。言ってしまった。 破滅を飼い馴らしたようなこの邪悪相手に、たった一人で啖呵を切ってしまった。 味方なんて誰も居ないこの悪魔の城で、男の怒りを買う威勢で食って掛かってしまった。 瞬間、私の首に冷たい殺意が宛がわれる。 どろりと黒ずんだ、気持ちの悪い殺意だった。 死んだと、覚悟した。 当然だ。DIOにとってみれば私なんて、周りを飛び交う鬱陶しい小蠅と変わらない。 アイツがちょちょいと手を捻るだけで私は、あっという間に十を越える肉片へと変貌するに違いない。 「……メリー。アンタ、よりによってDIO様に何を言ったか分かってんの……!? 撤回しなさいよ!!」 ところが私の首筋を狙った殺意の正体はDIOでなく、蓮子の手から妖しく放たれる刀の光沢だった。 ある意味では親友の手によって死ぬのもまた、幸せなのかもしれない。そんな馬鹿げた考えすら頭をもたげるほど、私は死の一歩直前で命綱を握られている。 同時に現在の蓮子は、私の命なんかよりあの男の機嫌の方がよっぽど大事なんだなと痛感し、悔しくなる。妬ましくなる。悲しくなる。 それらは針を一周振り切って、幼稚な感情として私の認識へと新たに植えつけた。 即ち怒りだ。他の誰でもなく、宇佐見蓮子というただ一人の親友に対して私はあろうことか、段々とムカついてきたのだ。 友達だからこそ怒りを覚えるのだし、これまで幾度となく喧嘩くらい経験してきた。今更彼女の頬を思い切りひっぱたいたって誰も文句は言わないハズだ。叩かれた本人以外。 さて、私が最初に振り絞った勇気を親友の滑らかな頬にどうやってぶつけてやろうかと悩み始めた時、実に予想外な音がホールに鳴り響いた。 ―――パチ パチパチ…… パチパチパチパチ DIOの拍手だ。稀代のオペラコンサートの終焉でも飾るような仰々しい拍手を、あの男は私に振り撒いていた。 唖然と見上げる私と蓮子を差し置き、DIOは椅子からすくっと立ち上がり(何であんな場所に椅子が?)口を開いた。 「成る程、メリー君……君は私が思っていたよりも、いや想像以上に強い女だ。 正直な所、私や蓮子が手招きした所で君を“堕とせる”とも思っていなかったけどね。このDIOが二度も誘った人間は君を除けばあのポルナレフくらいだよ」 それは光栄ね、と余裕のある言葉遊びでもやりたかったけども、残念ながら今の私にそこまでの度胸は残されていない。 本心では笑いの止まらない膝を如何にして周りから隠すか、そればかりに集中している。 「……私は強くなんか、ないわ。ツェペリさんたちが居たからこそ、ようやく立ってる体を成せているだけだもの」 「強いとも。君は自分で想像している以上に強く……そして弱い存在だ。 このオレを睨みつけるその瞳……懐かしい女を思い出す。オレの大嫌いな……聖女の瞳だ」 紡ぐDIOが一瞬だけ見せた心の内。 忘却の向こうに映った堪え難き記憶を歯噛みしながら望んでいるような瞳が、私のモノと衝突する。 しかしそれも一寸の光景。DIOはすぐに元の風格を纏い直し、再び私に薄ら笑みを傾けてきた。 「夢の中で君と会話した時にも感じたよ。君の纏う匂いはどこか神聖で、どこか気高く、どこか奔放で、どこか懐かしいと。 そしてすぐに思った。メリーはまるで『聖女』だ。聖なる女は私にとって少々苦い思い出もある、ハッキリ言うと苦手な部類でね」 「そのわりには……勧誘熱心みたいだけど」 「“だからこそ”だよ。私は君が苦手だが、同時に好きでもある」 男の人と向き合って「好きだ」と言われるシチュエーションが、これほどまでに夢のないモノだとは思わなかった。 果たしてDIOは私の何をそんなに気に入ってくれているのか、逆に興味が出てきたくらい。 「物事は複合的だ。繋がっていて動機や目的が一つだけとは限らない。 端的に言えば君の『能力』、そして『存在』そのものが私を惹きつけてくれる」 「能力……と、存在そのもの……?」 その『時』…………と認識する瞬間ですら遥か手遅れだと、体が発した危険信号。 私からすればその時、としか言えなかった。 その時、私の眼前からDIOが消えた。そして次に瞬いたその時、圧を放つプレッシャーは私の背後から感じたのだ。 何を言ってるのかわからないですって? 私自身が一番わからないんだもの、しょうがないわ。 「私にも自慢の『能力』はあるんだよ。……実際は自慢しようにも出来るわけがないので、そこが唯一の弱点なのだがね」 耳元で囁かれた悪魔の声に、私は振り向くことを含めた全ての動作を金縛りにされた。 瞬間移動、かと思ったし、それ以外の現象をこの数秒で説明できるほど私の頭は冷静ではなかった。 こういう物理学的な現象はどちらかと言えば蓮子の専攻学科なのだけど……当の蓮子すら、間近で目撃する圧力に声が出ないみたい。 突然襲った不可解現象(スタンド能力?)に固まっていると、次の瞬間DIOはもう元の階段上の定位置に収まり終わっていた。 「メリー君も私と同じのはずだ。君は自身の持つ能力をただの一度として、誇らしげに自慢したことがあるか? 羨ましがられたことがあるか? 面接の時、『私はひとつ、面白い能力を持っているのですが』と面接官に披露したことがあるか?」 あるわけがない。動物は基本的に他者の『異能』を排除したがる習性を持つ。ヒトなんかはその最たる種族だ。 親友の蓮子にすら、私の瞳を『気持ちが悪い』と言われたことがあるし、私も蓮子の瞳を気持ち悪いと思っている。 「人は己の持つ『能力』が評価されないことに絶対的な嫌悪あるいは恐怖や苛立ちといった負の感情を覚える。 逆を言えば、自らの固い器に閉じ込めてきた能力を抉じ開け評価してくれる他人こそが、その者にとって『信頼』出来る相手なのだと私は思う」 「……あ、貴方がその、私の『能力』を評価してくれるとでも……言うの!?」 「君は『空を翔べる』人間だ。言い換えるなら『天国まで翔べる』人間とも。 『空を翔ぶ』とは、『勇気』と『可能性』を信じるという事だ。君はその能力と素質が備わっている」 DIOが語ってくれた言葉は、表面だけをなぞれば確かに魅力的にも聴こえた。一見すれば正論であり、人心掌握に長けた人物だということがよく分かる。 私の能力は先天性のものであり、何故自分にこんな能力が備わっているのかまるで知らない。 自分自身が持つ『謎』。最終的にはそれを解き明かしたくて、秘封倶楽部にも興味を持ったような節もある。 秘封倶楽部を引っ張っているのは蓮子だけど、彼女は私の能力を利用しようだなんて露ほども思ってない。 DIOと蓮子の決定的に違うのはそこだ。DIOは調子の良いことを語っておきながら、所詮私を利用することしか考えてない。 彼の誘いに乗るということは、私は自らの翼をもぎ取ることと同じだ。空を翔ぶのではなく、DIOによって空に墜とされるということ。 だから私は、彼の誘いを蹴ったんだもの。 「ふーむ利用、利用ねえ。確かに私は君を利用しようとも考えている。だが勘違いしてはいけない。 人間社会とは他人を利用することで繁栄を繰り返してきた。部下や上司、友人や敵、時には家族すらも利用することで、人は上のステージに至れる。 とやかく言うがメリー、私は君の『境目が見える能力』を本当に高く評価しているのだよ。君が私の元に来るなら、相応の見返りを与えてもいい。 本来ならポルナレフや蓮子にやったように、君の額にも『肉の芽』を植えつけて強制的に従わせてもいいのだが、それを『しない』と言っているのだ」 肉の芽。 その言葉を聞くと今でも背筋が凍りつく。 邪悪が植えつけた芽によって、私の大切な人間が次々に不幸な目に遭わされてきているのだから。 「残念だけど、貴方にどれだけこの能力を評価されたって、私は貴方なんかの為に能力は使わない!」 「……それならば一つ。実を言えば私は、君の能力の『謎』について少しばかり『心当たり』があるのだよ。 そして恐らく、そこにいる蓮子も気付き始めている。知らないのは本人の君だけさ」 え……と、私は息を呑んだ。 私ですら自分の謎については解答にまるで辿り着けないというのに、友達の蓮子だけでなく今日初めて会ったような男にまで真相に手を伸ばされている。 それが身の毛もよだつ得体の知れなさと同時に、これまでのDIOの言葉の中で一番私の興味を惹いた。 「蓮子……? ほ、本当なの? 私の能力について心当たりがあるって……」 「…………」 打って変わって、蓮子は私の質問にまるで答える素振りを見せなかった。 でもその沈黙は、イエスと変わらない。蓮子はきっと、何か知ってるんだ……! 「君の『能力』は、君の『存在』そのものと深く関わっていると私は推察している。 どちらかと言えば私の一番の興味は能力よりもそこなのだ。君の『正体』……一体何者なんだ、君は?」 何者なんだと言われたって、私は私としか答えようがない。 でもこの世に蔓延る謎の答えというのは、案外近くに転がっていることも多い。 私は阿求から見せてもらった、スマホの写真記事の内容を思い出していた。 ―――八雲、紫。私の姿にとてもよく似た、女性だった。 あの人と私に何らかの『繋がり』があるのだとしたら、それが私の正体と関係があるのかも。 彼女は誰? 私は、どうしてもそれが知りたい。 「―――教えてやるぞ。君のことを。そして彼女……『八雲紫』のことも」 やっぱり……! DIOは八雲さんのことを既に知っているんだ……! 多分、私よりも『核心』に近い……! 「だが私が更なる核心に近づくには、時間と……君の助けが必要なのだ。 再三言うが、私は君のことをとても面白い人材だと思っている。悪いようにはしない……」 それは本当に、決して悪いばかりの話ではなかったのかもしれない。 何せ長年求め続けた謎の『答え』を、片鱗とはいえ教えてくれると言うのだから。 「―――このDIOの物にならないか……? 君の内に眠る謎を、君と共に解いていこうじゃあないか」 でも、違う。そうじゃないのよ……! だってこんなの、私たちが追い求めてきたミステリーとは程遠いじゃない! すぐそこに近道が延びていたって。解答への方程式が目の前に落ちていたって。 私たち秘封倶楽部の本質とは結果じゃなく、謎を追い求めていく過程にこそ光り輝く答えがあるんだから! 「私は誰の物でもない! 私はマエリベリー! オカルトサークル秘封倶楽部所属の……世界の謎を解き明かす、たった二人の片割れよ!」 これが私の最後に叫ぶ、魂からの本心。 何回誘われようと、私の決意は変わらない! 私と蓮子だけの秘封倶楽部が、こんな邪悪なんかに侵略されてたまるもんか! かつて人間は、空を飛ぶ為に飛行機を作り出した。 それならば、幻想の少女たちは? 彼女たちには科学で創った翼など必要としないらしい。 あのひまわり畑で阿求が教えてくれたことがある。幻想少女の心には皆、翼が生えているのだと。だから彼女らは自由に宙を飛行できるのだと。 現代っ子の私には皆目原理不明な論。そんなの全く理屈になっていないじゃないと、溢れ出る疑問を止める事は出来なかった。 だから、だ。目前の現象に理由を付属させなければ気が済まない私や蓮子、ついでに阿求のようなタイプは、だからこそ飛ぶことなど出来ない。 多くの人間はそういった根拠不明の『謎』を畏れてしまう。それは幻想郷も例外ではなく、そこにある人里の民も皆、空など飛べないらしい。 私はロマンを追う人間ではあるけど、それはあくまで人間という型に嵌まった種族の枠を乗り越えたりしない。 要するに、ただの人間が空など飛べるわけがない。ファンタジーやメルヘンじゃあないんだから。 どれだけ夢を見ていようが、心の奥底でこんな固定概念が渦巻いている限り、この世の全ては押し寄せる重力に負けてしまう。 ―――私も空を翔びたい。 ―――立ち呆けるばかりじゃあ、ダメ。邪悪の醸す『圧』という重力に負けてたら、蓮子に手を差し伸べることなんて……! 「私は翔ぶわ。空を飛ぶ為に、空を翔んでみせる」 これは宣戦布告。 DIOの掌には絶対に墜ちてなんかやらないという、私が選んだテイクオフ。 この操縦桿だけは、絶対に離さない。 「…………そう簡単に堕ちてはくれないか」 宣言を受けたDIOはボソリと小さく呟くと、蓮子へと首を動かして指を鳴らした。 「地下におあつらえ向きな『部屋』がある。ディエゴや青娥たちが帰るまで、とりあえず閉じ込めておけ」 「はい、DIO様」 指令を受けて頭を垂れる蓮子の姿は、さながら犬のようで。 それは私の知る彼女の姿からは最も遠く、見たくない光景そのもの。いわば悪夢。 夢と現は同じもの。私にとっては今こそが覚めたい現だ。 私の腕を強すぎるくらいに掴んで蓮子は、ホールを去ろうと何も言わずに歩き始めた。 抵抗は無駄だと分かっている。 最後に私は、憎むべき敵の不遜な顎を仰ぎながら親友に連れられた。 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 『ディオ・ブランドー』 【昼】C-3 紅魔館 レミリア・スカーレットの寝室 見た目以上に、想像以上に芯の強い女だった。 ああいう手合いを見ると嫌でも思い出す。宿敵ジョナサン・ジョースターの妻となったエリナ・ペンドルトンを。 メリーの私を睨む瞳が、かつての『聖女』と被って見えた。だからあの女をも掌中に収めれば、私は過去の『マイナス』を帳消しに出来る……との打算あっての勧誘でもあった。 「過去の恐怖をモノにする……簡単ではない、か」 ふと口を突いて出た言葉は、私からすればひどく弱々しい気概だ。たかが女一人に惑わされるなど、私はあの頃から何も変わっていないな。 だがこれは『試練』に過ぎない。私に……このDIOに与えられた戦いだ。 承太郎は既に墜としたも同然。ジョースターの血筋はこれで計二人始末できたのだ。計画は順調。 私の好みとは到底言えない装飾のベッドに体を預け、これまでとこれからをゆっくり思案していく。 『生きる』ということは『欲する物を手に入れるということ』……そして『恐怖を克服すること』。 メリーは必ず私の物にする。大事をとって殺すべきかとも考えたが、それでは我が『仮説』の証明が不可能となってしまう。 私の仮説……それはメリーと八雲紫の密接な関係。ただのソックリさんにしてはあまりにも似通い過ぎている。 特に彼女らの『能力』……『境目を見る能力』と『境界を操る能力』は非常に酷似した中身なのだ。 例えば、メリーが時間を経て成長・進化した姿が八雲紫。 例えば、メリーが平行世界で冠している名や姿が八雲紫。 例えば、メリーが何らかの技術で複製された姿が八雲紫。 ―――例えば、このDIOとディエゴのような存在。前述のどれとも違う可能性。同一人物であり、全く別人でもある存在。 仮説を並べ出すとキリがない。が、いずれにしろ残る鍵は『八雲紫』にあるだろう。 二人を逢わせてみるとしよう。きっと『何か』が起こるハズだ。 メリーはこの紅魔館から逃げ出そうとは考えない。少なくとも親友の蓮子を救い出すまでは。 だから蓮子に肉の芽を植え、間接的にメリーを茨で絡めた。今のメリーに私の呪縛をどうこう出来る力など無い。 メリーにも肉の芽を、とは私も考えたが……彼女に対してあの芽は使えない。 リスクが大きすぎるのだ。私がポルナレフに仕掛けた芽をひと目覗いただけで、彼女は私の意識に介入してきたのだから。 となればメリーを私の駒にするには、徐々に『壊したあと』でもイイだろう。 手を下すのは私でなく、友人・宇佐見蓮子。メリーは他の誰でもなく、唯一の親友から殻を剥がされていく。 これも筋書きとしては充分面白い。実に悪趣味なシナリオだがね。 さあ、翔べるものなら翔んでみろ。マエリベリー・ハーンよ。 駕籠に閉じ込められた片翼の小鳥が、如何にして自由を手にする? それを観察するのも、また一興。 ―――私が……オレが目指す『天国』とは、翼が無い者には決して届くことのない理想郷なのだからな。 【昼】C-3 紅魔館 レミリア・スカーレットの寝室 【DIO(ディオ・ブランドー)@第3部 スターダストクルセイダース】 [状態]:精神疲労(小)、吸血(紫、霊夢) [装備]:なし [道具]:大統領のハンカチ@第7部、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いに勝ち残り、頂点に立つ。 1:部下を使い、天国への道を目指す。 2:永きに渡るジョースターとの因縁に決着を付ける。承太郎はもう再起不能ッ! 3:神や大妖の強大な魂を3つ集める。 4:ディエゴたちの帰還を待ち、紫とメリーを邂逅させる。 5:ジョルノとはまたいずれ会うことになるだろう。ブチャラティ(名前は知らない)にも興味。 [備考] ※参戦時期はエジプト・カイロの街中で承太郎と対峙した直後です。 ※停止時間は5→8秒前後に成長しました。霊夢の血を吸ったことで更に増えている可能性があります。 ※星型のアザの共鳴で、同じアザを持つ者の気配や居場所を大まかに察知出来ます。 ※名簿上では「DIO(ディオ・ブランドー)」と表記されています。 ※古明地こいし、チルノの経歴及び地霊殿や命蓮寺の住民、幻想郷についてより深く知りました。 また幻想郷縁起により、多くの幻想郷の住民について知りました。 ※自分の未来、プッチの未来について知りました。ジョジョ第6部参加者に関する詳細な情報も知りました。 ※主催者が時間や異世界に干渉する能力を持っている可能性があると推測しています。 ※恐竜の情報網により、参加者の『6時まで』の行動をおおよそ把握しました。 ※八雲紫、博麗霊夢の血を吸ったことによりジョースターの肉体が少しなじみました。他にも身体への影響が出るかもしれません。 『マエリベリー・ハーン』 【昼】C-3 紅魔館 吸血鬼フランドール・スカーレットの部屋 一寸の光も通さないほどの、地下。 我らが種の怨敵こそあの天に輝く傲慢なる太陽なのだ、と訴えかけるような深い闇の通路を降りてきた。 浮遊感が私の器官を支配する。右も左も分からない、ただ分かるのは私と蓮子は遥か地下を墜ちているのだという感覚。 もしも私が翼を手に入れたのだとして、視界が真の闇に紛れてしまえば、それは無用の長物だ。 人は暗黒の中を翔ぶことは出来やしない。翼がその存在意義を主張するには、『光』が必要だ。 私の目の前全てを神々しく照らせるほどの、強力な耀きが。 『着いたみたいですご主人様~。足元にお気を付けくださいませェ』 「ありがとヨーヨーマッ。さ、メリー入って」 蓮子に連れられ、館の地下の地下……世界の最低まで墜ちてきた私たち二人と、妙な緑色の生物。 ヨーヨーマッと呼ばれているそいつは、まるで蓮子の召使いが如く先導してきた。 この変なのは何者なんだろうとか、スタンドにしては妙に低姿勢で献身的だなとか、そんなことはどうでも良かった。 長い螺旋階段の先で大口を開けていた扉の更なる先には、もっと不思議な光景が照らし出されていたんだもの。 「なに、この部屋……? なんだか……」 「子供部屋みたいね。どこか欠落していて、狂気すら感じるわ」 着いた先には、おもちゃ箱でもひっくり返したような陽気の部屋。 小さな女の子が憧れるお嬢様部屋を、そのまま体現したみたいに飾り気のある彩の綺麗な世界だった。 そのわりに部屋は散らかっていて、成長を喪失した女の子が隔離されていたと言われれば信じてしまえる抽象感。 故に、あまり現実的には見えない。空想を描いたラクガキ帳、とでも言うべきかしら。 窮屈な部屋が醸し出す独特の密室さ加減は好きだけど、この部屋は何か得体の知れなさが沈殿している様で。 何となく……怖い。 「メリーはしばらくここで大人しくしてなさい。DIO様の勧誘に首を縦に振るっていうなら、喜んで出してあげるけど」 「蓮子……さっきDIOが言ってた、私の能力の謎に貴方にも心当たりがある、って話。……本当なの?」 「さあ?」 「もしかして八雲紫さんに会ったの……!? あの女の人は今どこにいるの!?」 「うるさいなあ……っ」 さっきまではそれどころじゃなかったけど、こうして改めて現実を叩き付けられると絶望が私を支配してくる。 宇佐見蓮子という人間は。 秘封倶楽部のもう一人の片割れである彼女は。 もう、ここには居ないのだという現実。 「蓮子ぉ……! 私たち、親友同士だったよね……? それが何でこんな……こんなのって、あんまりじゃない……っ!」 もう少しで嗚咽へと変わり果てそうな私の喉奥から吐き出された言葉は、蓮子の心には届かない。 ただただこちらを睨むだけの親友の肩に、無駄だと分かってながらもしがみ付く。 そうでもしないと、蓮子の心は本当にどこか遠い場所に堕ちて行っちゃうような気がして。 藁をも掴む気持ちで、ひたすら彼女を掴んで揺らした。声を掛け続けた。 「……前から思ってたんだけどメリーってさぁ、」 蓮子に似た声が、決して蓮子だと認めたくない声が、私の耳元のすぐ上から降りかかる。 聞きたくない。今の彼女の声なんて、聞きたくない。 「困ったことがあるとすぐ私に縋っちゃうところがあるよねぇ。打算も込みで、って言っちゃうと悪いけど」 でもこれは間違いなく、親友・宇佐見蓮子の声だった。 「私は貴方のそういう所も好きだったし、実際楽しかったわ。頼られてるみたいで」 ずっと一緒に活動してきた、大切な友達の…………冷えた声、だった。 「でも心の何処かで私は、満足してなかったんだと思う。今自分が居る場所は、本当に自分だけの場所なのか。もっと私に相応しい場所があるんじゃないのか、って」 蓮子。 その言葉は、偽り……? 「DIO様は、そんな風に独りで悩んでた私に新しい居場所を与えてくれた。あの方の為なら命だって惜しくはないと思えるわ」 それとも――――――本心? 「―――秘封倶楽部、もう解散しちゃおうよ。貴方も私と一緒に、DIO様の下で……」 「やめてよッ!!」 パシン。 乾いた音が木霊する。 衝動的に、蓮子の頬を叩いてしまった。 絶対に聞きたくなかった言葉に蓋するように、私はとうとう親友を拒絶した。 コレを受け入れてしまったら、私も蓮子と共に堕ち続ける。それだけはと、固く決断したはずなのに。 ―――こんなにも心が痛むくらいなら、もういっそのこと………… 心がまた、揺れる。 でも、駄目。ここで私が恐怖に負けたら、ツェペリさんは何の為に死んだの? 孤独に堕ち続ける蓮子の手を、誰が掴むの? 折れてしまいそう。 負けてしまいそう。 傷付けてしまった蓮子に「ごめんね」と、謝ってしまいそう。 でも私が蓮子に謝るのは、今じゃない。 雨に打たれる砂のように、ポロポロと崩れ始めた秘封倶楽部が。 いつかまた、二人で一緒に立ち上げられるその時まで。 ―――私は蓮子の手を、絶対に離さない。 『ご主人様、大丈夫ですか?』 「…………大丈夫、よ。メリーも、きっとすぐに分かってくれると思う。 でも覚えておいて。もし貴方がこのままDIO様に楯突こうって考えを捨てないのなら……」 そして蓮子は、艶やかな指を私の顎に添えて囁いた。 「私が貴方を殺してあげる」 何よりも非情な言葉が鼓膜を破って、脳に反射する。 そう言って蓮子は部屋の入り口の壁に背中を預け、そのままストンと腰を落とした。 傍らには鈍く光る刀。あくまで私を監視するという役目を全うするだけの、人形。 人形だ、今の蓮子は。 こんな蓮子は蓮子じゃない。 私はまだ、『宇佐見蓮子』と再会を果たしてなんかいない。 蓮子が言ったとおりだ。私はこの期に及んで、どこまでも彼女に縋っていた。 (逢いたい。蓮子に、もう一度逢いたいよぉ…………っ!) 夢から覚めた子供の顔と、 夢を捨てきれない子供の顔とが、 宝石箱みたいな部屋の中で 静寂に埋もれた。 【昼】C-3 紅魔館 フランドール・スカーレットの部屋 【宇佐見蓮子@秘封倶楽部】 [状態]:疲労(小)、肉の芽の支配、メリーへの苛立ち [装備]:アヌビス神@ジョジョ第3部、スタンドDISC「ヨーヨーマッ」@ジョジョ第6部 [道具]:針と糸@現地調達、基本支給品、食糧複数 [思考・状況] 基本行動方針:DIOの命令に従う。 1:メリーをこのまま閉じ込め、監視する。 [備考] ※参戦時期は少なくとも『卯酉東海道』の後です。 ※ジョニィとは、ジャイロの名前(本名にあらず)の情報を共有しました。 ※「星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力」は会場内でも効果を発揮します。 ※アヌビス神の支配の上から、DIOの肉の芽の支配が上書きされています。 現在アヌビス神は『咲夜のナイフ格闘』『止まった時の中で動く』『星の白金のパワーとスピード』『銀の戦車の剣術』を『憶えて』います。 【マエリベリー・ハーン@秘封倶楽部】 [状態]:精神消耗 [装備]:なし [道具]:八雲紫の傘@東方妖々夢、星熊杯@東方地霊殿、基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:蓮子と一緒に此処から脱出する。ツェペリさんの『勇気』と『可能性』を信じる生き方を受け継ぐ。 1:蓮子を見捨てない。 2:八雲紫に会いたい。 [備考] ※参戦時期は少なくとも『伊弉諾物質』の後です。 ※『境目』が存在するものに対して不安定ながら入り込むことができます。 その際、夢の世界で体験したことは全て現実の自分に返ってくるようです。 ※ツェペリとジョナサン・ジョースター、ロバート・E・O・スピードワゴンの情報を共有しました。 ※ツェペリとの時間軸の違いに気づきました。 137:さよなら紅焔の夢。こんにちは深淵の現 投下順 139:幻想に、想いを馳せて 137:さよなら紅焔の夢。こんにちは深淵の現 時系列順 139:幻想に、想いを馳せて 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― ディオ・ブランドー 176:蛹 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― 宇佐見蓮子 176:蛹 118:紅蒼の双つ星 ― ばいばいベイビィ ― マエリベリー・ハーン 176:蛹